生食

愛犬の健康においしい食事提案!「プチ手作り食」のススメ

image115

ドライフードのメリット・デメリット

ドライフードのメリットは、

  • 簡単に与えられて栄養バランスがとれている
  • 保存がしやすい
  • コストパフォーマンスがいい

手軽さと利便性でドライフードは多く普及してきました。
ドライフードの最大の利点はタンパク質、脂肪、炭水化物、繊維質等のバランスが犬用、猫用に作られている事、ビタミン、ミネラルがAAFCOの栄養基準を満たしていることだと思います。(総合栄養食と記載のあるもののみ)

長期保存に優れ、持ち運びも便利で旅行や緊急時にも、重宝することで安心して与えられる食事です。
※AAFCO(米国飼料検査官協会)

namaniku_susume01

一方、デメリットは、高温加熱や極端な乾燥を要する加工食品であることです。
そのことにより

  • 酵素や乳酸菌、プロバイオテックなど、健康に有益な栄養成分が破壊されている
  • 酸化の問題
  • 消化が悪い
  • 水分が少なく、体のPHバランスが偏りやすい
  • 犬・猫本来の肉中心食よりデンプン質を多く含むフードが中心

などのデメリットがあります。

また、自然の食べ物に含まれる有機ミネラルは、加工の工程で吸収のされにくい無機ミネラルになってしまう為、結石のリスクも高い食事となってしまいます。

愛犬、愛猫は、本来加熱をしない生の食事をする動物です。
栄養バランスの整った食事を簡単に与えられる利便性の反面、本来、自然の食べ物が持つ栄養や旨味を摂りいれるのは難しい食事でもあります。

見直されてきた手作り食。「プチ手作り食」のススメ

最近では、愛犬・愛猫の食事に少し手間や時間をかけて、「手作り食」をする方が増えています。

「手作り食」は、原材料や工程が自分で確認でき、安全で、そして何より愛犬・愛猫が喜んで食べてくれるというメリットがあります。

乾燥した保存食より、素材の旨味が存分に残った食べ物は、やはり愛犬・愛猫もおいしいに決まっています。

「手作り食」が根強く敬遠される理由

  • 面倒、時間がない。
  • 栄養バランスが心配
  • ドライフードを食べなくなるのは困る

また、完全な手作り食をする場合、ドライフードに比べ、コストもかかるのは事実です。

それでも、「生肉」を中心とした「手作り食」は、酵素や乳酸菌、プロバイオテックなど健康に欠かせない栄養を豊富に含み、消化がよく、安全でおいしく、また、愛犬・愛猫の体調に合わせてアレンジすることが可能で、健康食として、優れた食事です。

そこで、お勧めしたいのが、ドライフードにトッピングするだけの「プチ手作り食」です。

時間がない方でも簡単にでき、ドライフードの栄養バランスの良さを活かし、少しでも自然の食べ物に含まれる自然な栄養を摂りいれ、そして、愛犬・愛猫がおいしく食べてくれる食事を摂りいれることができるのが、「プチ手作り食」です。

food_001

プチ手作り食って?

馬肉や鹿肉などの「生肉」を、生のままトッピングするだけ

発酵野菜粉末や、オメガ3オイルをドライフードにかけるだけ

手作り食を1食だけ摂りいれる(朝は「ドライ」夜は「手作り食」など)

お肉を与える場合、出来る限り加熱せず、生のままあげるのがお勧めです。
様々な有用菌の他、消化が良く、愛犬・愛猫の良質なエネルギー源である脂肪も新鮮に摂りいれることができます。

ドライフードにトッピングする場合、「どれくらいドライフードを減らせばいいの?」というご質問をよくいただきます。

基本的には、ほんの少しトッピングする程度なら、厳密な調整は必要ないかと思います。「生肉」をトッピングする場合の給与量については、給与量シュミレーターでご確認いただけますので、ぜひ、ご活用ください。

【生肉給与量シュミレーター】

簡単トッピング!「プチ手作り食」お勧め食品

生馬肉小分けトレー入り

馬肉ミンチスターター
一番人気!!脂肪の香りで食欲を刺激!

犬用 生食|BONE ホース(馬)

bone_002
手作り食の面倒を一気に解決!解答してお皿にいれるだけ。「生のドッグフード」

オメガ3オイル

omega3
フードに2~4滴かけるだけ!食いつき抜群!
現代の愛犬、愛猫に不足しているオメガ3脂肪酸は、実は、健康長寿に欠かせないと注目されています。
食事に2~4滴かけるだけで、健康食のできあがりです。100%マグロのオイルで、魚臭さが食欲をそそります。
毛艶、健康維持、皮膚の健康に!

酵素パワー元気

kousopower
発酵・熟成の甘味で食いつき抜群!
ビタミン、ミネラル、栄養たっぷりの発酵野菜粉末。
腸内良性菌のエサとなるプロバイオティック豊富。
そのままフードに振り掛けるのはもちろん、水でふやかすことで香りをたたせたる方法もあり、使い方自由。お腹の健康維持、食いつき、栄養補給。

愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修

株式会社帝塚山ハウンドカム
代表取締役 川瀬 隆庸

  • 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
  • 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
  • ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
  • 小動物栄養管理士認定
  • D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
  • 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
  • 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了

愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。

関連記事

  1. 犬にお勧めしたい生肉紹介コーナー【鶏肉編】
  2. 愛犬の健康を考えるなら生肉・生骨が一番?
  3. 意外と知らないシニア犬の食事の正しい知識
  4. 療法食を食べない愛犬の解決方法【帝塚山ハウンドカム】
  5. 愛犬のための手作りごはん「水分補給のおいしいエゾ鹿スープ」のレシ…
  6. 夏に向けて始める愛犬の夏バテ対策
  7. 【獣医師が解説】ペットの栄養編: テーマ「人気No.1野菜 キャ…
  8. 愛犬の総合栄養食と一般食の選び方
歯石取りペンチ

新着記事

獣医師が解説

食事の記事

国産エゾ鹿生肉
ホリスティッククッキング
PAGE TOP