子犬の育て方、悩み

犬の性格は1歳までの環境や過ごし方で変わる?子犬のしつけについて

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子犬を飼い始めトイレのしつけやイタズラ予防など忙しい日々が続くと思いますが、将来、怖がりな子にならず楽しく幸せに暮らしていくため、とっても大切な時期と考えて下さい。

様々な刺激に慣れやすい社会化期

犬の性格は1歳までの環境や過ごし方で大きく変わってきます。

特に、生後3週齢から14週齢までは飼い主さんとのつながりも深めつつ、刺激を受け入れやすく人間社会に慣れていくのにすごく大事な時期です。

しかし、生後14週齢までの時期は、最初はワクチン接種が全て終わっていない子犬もおられると思います。

感染症のリスクなど次回また詳しく説明いたしますが、この時期に様々な刺激に慣らしておくと将来生活の中での刺激も受け入れやすい犬に成長してくれます。

逆に、犬や人間との触れ合いがなく、刺激のない単調な環境で過ごした子犬は、臆病で怖いものがたくさんある犬に成長してしまいます。

犬に慣らそう

まず子犬にとって1番大事な、犬特有のコミュニケーションを勉強することです。

飼い始めてから他の犬と触れ合う時間がないと、お散歩中に遭う犬すべてに吠えたり、犬とうまく付き合えない犬になってしまいます。

  1. 生後7週~8週齢まで母犬・兄弟犬と一緒に過ごさせ、コニュミケーションを勉強してもらいましょう。
  2. 飼い始めた後もさまざまな犬と楽しく触れ合う時間を重ねることで、将来犬との付き合いが上手な犬に成長してくれます。

人間や犬以外の動物に慣らそう!

犬に慣らしていくと同時に飼い主さん以外の人にも少しずつ慣らしていきましょう。

特定の人としか触れ合っていないと、見知らぬ人を怖がる傾向があります。

例えば、女性としか触れ合っていないと男性を怖がる可能性が高くなってしまいます。また、この時期から犬以外の動物にも触れ合わせると受け入れやすくなります。

  1. 女性、男性、年配の方、子供など色んなタイプの方に触ってもらい、慣らしていきましょう。
  2. 猫や小動物など、犬以外の種類の動物にも無理のないよう少しずつ慣らしていきましょう。

さまざまな刺激に慣らそう!

今後、子犬が人間社会で暮らす中で必ず受けるであろう日常的な刺激に慣らしておくと、問題行動の予防にもなりますし、怖いものが少なくなり明るく暮らしていくことができます。

ただ、注意してもらいたい点は、最初からあまり強い刺激に合わせ過ぎると子犬にとってトラウマになり、逆効果となります。

子犬の様子を見ながら無理なく少しずつ慣らしていきましょう。

  1. 自動車やバイク、電車や雷、花火などの大きな音を聞かせて慣らしていきましょう。(子犬が音に慣れるためのCDも販売されています)
  2. 音だけでなく走っている自動車やバイク、ベビーカー、自転車を見せて動いているものにも慣らしていきましょう。
  3. 人混みの中を歩いたり、自動車に乗せたりという日常的な刺激に慣らしていくことも大切です。
  4. 子犬が将来行くことになる動物病院や、トリミングサロンなどにも連れていき、そこで好物のおやつをもらったり遊んでもらうなどの楽しい経験をすると慣れやすくなります。

愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修

株式会社帝塚山ハウンドカム
代表取締役 川瀬 隆庸

  • 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
  • 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
  • ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
  • 小動物栄養管理士認定
  • D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
  • 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
  • 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了

愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。

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