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視察レポート・救護施設 三恵園 訪問

救護施設 三恵園訪問レポートをご紹介。

救護施設 三恵園様との業務提携

弊社が三恵園様とお付き合いさせていただくようになったのは、今年の7月からです。
救護施設 三恵園は、「社会福祉法人産経新聞厚生文化事業団」が運営する福祉施設です。
救護施設 三恵園の歴史は長く、昭和28年より知的障害、精神障害、身体障害者の方々の支援を続けておられる入所型施設です。 生活保護法に基づく女性だけの施設で、入所者の方々は20〜90代の幅広い年齢層で、職員の方々も女性だけという施設です。
三恵園様に業務委託をお願いするきっかけは、弊社商品の製造工場からの紹介。 かねてよりクッキー類の製造などで「社会福祉法人光の村授産学園」様と業務提携を行っていたこともあり、社会福祉支援につながる業務提携は積極的に取り組みたいと考えから、今回の業務提携に至りました。
お願いしているお仕事はおもに商品パッケージへのシール貼りや商品の袋詰めなどです。
今回、私は、大阪能勢にある三恵園様を訪問させていただきました。

緑に囲まれた施設で入所者の方達の明るい出迎えに感激

大阪能勢町は、大阪の北部にあり山々に囲まれた自然いっぱいの緑豊かなところです。 救護施設 三恵園は、国道より少し歩き、正直、急できつめの坂の上にありました。 昭和44年に建てられた施設は老朽化の為、昨年10月新しく建て直されたばかりで、 新築のキレイな施設でした。 それまで相部屋だった部屋も、現在は全て個室となり、入所者の方々のプライベート空間もできたそうです。
現在、70名ほどの入所者の方々がおられ、高齢者の方のフロアと自立を目指し、
お仕事や作業をする方々のフロアにわかれています。

自立支援の一環として、外部からの仕事を請け負う内職仕事部門と 陶器や編み物、その他の作品を作りイベントなどで販売、展示する作業部門があります。 救護施設 三恵園の入所者は、精神障害の方と様々な理由で生活保護を受けておられる方達です。 弊社の窓口となってくださっている社会福祉士の坪井様に案内いただき、 施設を見学させていただきました。

入所者の方々は皆さん大きな声で明るく挨拶してくださり、話かけてくださいます。 最高齢の92歳の女性は、とても元気で、坪井さんと話せるのが嬉しいようで べったりとくっついて楽しそうにお話をしておられました。 入所者の方々は皆さん大きな声で明るく挨拶してくださり、話かけてくださいます。 最高齢の92歳の女性は、とても元気で、坪井さんと話せるのが嬉しいようで べったりとくっついて楽しそうにお話をしておられました。 身よりのない高齢者の方も多く、施設で最期を迎える方も少なくないとのことです。 住居フロアに数カ所設けられたリビング代わりの食事兼コミュニケーションスペースには 常に皆さんが集まって歓談しておられました。

フロアには明るい光が差し込み、窓の外には紅葉がキレイな自然が広がり、春には桜が絶景だということです。

施設の見学後は、弊社が業務委託している作業場を訪問させていただきました。

業務提携 作業場「きんもくせい」様を訪ねて

新施設に建て替えられてから、施設が便利になり、施設内で全て完結できるようになったため、外に出なくなってしまい、運動不足による弊害が出始めたということで、 作業場はあえて、施設の外に建てられていました。 お仕事をする方々は通勤感覚で作業場に通っておられます。

内職仕事をされる方達は20名ほどで、現在、弊社を含め、3社ほどのお仕事を請け負っておられるようです。箱作りや袋詰め作業、シール貼りなどが中心です。 作業場を訪ねると皆さん大きな声で明るく挨拶してくださいました。

私が、お仕事を依頼している帝塚山ハウンドカムの人間だと知ると、 とても喜んで下さり、ご自分のお仕事を見せて説明してくださったり、 今までお願いしたお仕事について、お話頂きました。 お一人ずつお仕事風景を見ていると、とにかく、一生懸命で、まじめにこなしておられます。 自分に任せられた仕事に責任を持ち、細部までチェックしながら丁寧にしている姿に感動し、それと同時に自分自身を反省しました。 つい、流れ作業のようにこなしていることや、一つずつに対して丹念こめて丁寧にしていく原点を忘れているなと思い知らされました。 また、納品していただいた仕事一つ一つにこんな背景があるのかと思うと、 この商品をお客様にお届けするまで、大切にしないといけないと思いました。

サンプルをチラシにホッチキスで止めるお仕事。 チラシの角と商品の角を何度も何度も合わせて、きっちりキレイに止めようとする姿勢に 感謝の気持ちがあふれてきます。 後でお聞きすると、私達が何気にこなしてしまう、ホッチキス止めも作業をしてくださっている方にとっては力が必要なようで、数量が多いこの仕事は肉体的にも大変だということです。 シールや袋に不備があるとすぐにおかしいと申し出て議論し、少しの汚れでも見逃さずチェックしている様子が多くみられました。

「皆さんの仕事に対する姿勢は見習うべき点が多い」と坪井さんはいいます。
数年前まで、内職部門はなく、作業として作品を作っていたようですが、 自分の作った作品を世の中に配信するすべが少なく、入所者の方々もだんだんとやる気や根気がなくなってきていたそうです。 5年ほど前より、内職部門を設け、少しずつ仕事を請け負うようになってから、 いい加減な作業ややる気のない作業をすることがなくなりはじめ、皆さんがまじめに与えられた仕事に向きあうようになっていったということです。 また、お給料をもらえるようになったことで、お金のありがたみを感じながら、 それぞれに楽しみができ、さらに前向きにお仕事に取り組むようになったようです。

「内職仕事をするようになって、皆変わりました。」

係長の青木さんのお話です。
「内職仕事をするまでは、何にでも投げやりだったり、私は悪くない○○さんが悪いなどなんでも人のせいにしていた人や、ほとんど口を利かないコミュニケーションの苦手な人などそれぞれが自分のことばかりのようなとこもあったけど、 仕事をするようになって、みんなに責任感がでてきて、 たくさんお仕事すれば評価されるという前向きな姿勢も出てきました。
又、自分に任せられた仕事があることで、自分の存在が人に必要とされてるという生きがい、やりがいになっています。そして、たくさん仕事をすれば多くお金をもらえると思ったら、人を構わず自分だけたくさん仕事しようとか思いがちかと思うのですが、 みんな逆なんです。人を思いやる気持ちが芽生えたんです。 それまで、ほとんど人と話をしなかった人が、うまく出来ない人を助けたり、正しい方向へ引っ張っていくようなリーダーシップが芽生えたりと様々な形で 今まで気づかなかったいい部分がいっぱい出てきました。 とても成長していると感じます。
内職仕事をすることで、気づかされることがたくさんあります。
仕事をすることで、これだけ人の心と体に素晴らしい影響を与えるのだと知り、 仕事をできる環境にある自分に感謝しなければいけないと痛感しました。

「こちらの事情や状況を理解してそれでもお仕事を頂けることが本当にありがたくて、感謝しているんです。」

その言葉に救われました。心からそう思っていただいているというのが伝わります。
どちらかというと、こちらのほうが無理をお願いしている部分もあるだろうに 恐縮してしまいます。

株式会社帝塚山ハウンドカムのすべきこと

坪井さんの言葉で胸に突き刺さったことがあります。
「この一つの商品が、入所者の方々と社会をつなげてくれているんです。 社会とのつながりが持ちにくい入所者の方々にとって、貴重な社会とのコミュニケーションです。 お仕事を発注してくださる会社から仕事を受けて、自分がシールを張ったり、袋詰めしたりといった仕事で携わった商品が完成し、それがお店に並んで多くの方達に目にしてもらい実際に手にとってもらい、そして、その商品を購入した人の元で喜んでもらえるというこの流れが入所者の方達にとって社会とのつながりになっているのですね。 先日、訪問者の方が偶然、御社の商品を見て、
「これ、うちの子にあげてます!」
って、 言われて驚きました。それを聞いて、皆すごく喜んでいました。 この商品がたくさんの方達に喜んでもらっている商品なんだ、自分の携わっているこの商品は、本当に世の中の人の手にとってもらってるんだということが喜びみたいです。
「ぜひ、この商品が店頭に並んでいるところを、皆に見せてあげたいので、 お店のほうにお伺いしてもいいですか?」
もちろん、承諾致しました。そして、ぜひ、皆さんにみてもらいたいと思いました。 一つの商品が社会とのつながりになるなんて、正直、想像もしていませんでした。 一つ一つのお仕事にたくさんの思いが詰っていると思うと、心から感謝の気持ちがあふれてきます。 それと同時に、お仕事をお願いしてよかったと思うことができました。 もちろん、商品はお客様に喜んで頂く為にありますので、お客様にお喜びいただける商品作りの為に、依頼したお仕事について、妥協や甘えはなく、しっかりお願いすることはして、ともに協力をしながらいい商品を提供していくつもりです。
そのような思いも同じだと感じることができて、安心致しました。
今回の訪問を、皆さんが喜んでいたと後日、お手紙でいただきとてもうれしかったです。
今後も、お互いにとってプラスになるような関係でいたいと思っています。
皆さんの一生懸命な姿を目に焼き付けて、一つずつの商品に込められた思いを大切に 社会とのつながりのかけ橋になれるよう精進してまいります。

株式会社帝塚山ハウンドカム
神薗英子

「社会福祉法人産経新聞厚生文化事業団」が運営する福祉施設 「救護施設 三恵園」様を訪問時のレポートをご紹介しております。

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