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トレーナー岡田弥生先生のトレーニング通信・問題行動に困る前のアドバイスについてご紹介。
問題行動に困る前に
トイレトレーニングやムダ吠え、イタズラなどの問題行動に 困られてからトレーニングを始められる飼い主さんがほとんどですが、 犬が覚えてしまうと困ることは予防しながら飼い主さんと 犬との関係作りがしっかりしたものであれば問題行動は起きにくくなります。
◯予防第一!!
予防1 特にイタズラや盗み食いなどは1度でも犬が成功して味をしめたり 楽しいと思ってしまうと「またやりたい」と常にイタズラができないか 食べ物の匂いがしたら取れないかなと考えてしまうようになります。 犬がいつもいる部屋は犬が届く範囲にイタズラできる物がないか確認して 家具や噛んでほしくない物にはビターアップルなどスプレーしておくと 予防できます。 キッチンや入ってほしくない場所には柵をしましょう。 予防2 トイレの失敗やお家で外を通る人や物音に吠えてしまう場合も 回数を重ねれば重ねるほどその行動が犬に定着してしまい 困られるほどひどくなってから直すのはとても大変です。 トイレは犬を家族に迎え入れられたその日から計画的に 失敗させないように教えていきましょう。 お家で物音に吠えたり、散歩で他犬を見て吠えてしまう場合も 自分が追い払っていると犬が思いどんどん悪化するケースが 多いので「怖がっているからいつか慣れてくれるだろう」と 放置せず、しつけ教室や専門家に相談されることをお勧めします。
◯飼い主さんとの関係作り
食事、お散歩や遊びは犬との大切なコミュニケーションですが 愛犬とのよい関係を築くためにも気を付けてもらいたいポイントがあります。 食事 犬の食事はしつけの立場から見てもとても大切な時間です。 食事の際は犬に、飼い主さんは自分にとって命の糧である 食事を与えてくれる存在であるということをきちんと 印象付けます。 そのため、犬に催促されるままに食事を与えるのではなく 「オスワリ」などの号令に従ったら与えるようにします。 食に関するすべてを管理しているのは飼い主さんと印象 付けるためにも、食べ残していても一定の時間がきたら 片付けて、犬が欲しがるからと無条件にはあげないように していきましょう。 散歩や遊び お散歩も犬との遊びも興奮するおもちゃも楽しいことが 始まるかどうかは飼い主さん次第と犬に感じさせることが 大切です。 食事同様、犬に催促されるままおもちゃを与えたり、 散歩で行きたがっているからと、犬の行きたいところ ばかりに行ってしまうと「楽しいお散歩やおもちゃに 飼い主さんは関係ない」と思うようになります。 興奮するほど大好きなおもちゃは一人遊びさせないようにして 楽しい散歩も犬との遊びも飼い主さんに主導権があると 思ってくれるようにしていきましょう。 次回からは困った問題行動への対応をお話します。
愛犬のトレーニング情報、「問題行動に困る前のアドバイス」についてご紹介しております。
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