獣医師北島先生のQ&A
スタッフ藤目
よくお客様からお問い合わせを頂くのですが、生肉は愛犬や愛猫にあげても大丈夫?という疑問を先生の視点から教えてください!
北島先生
ペットへの生肉給与は次の3つの条件が合う場合にOKと考えています。1つめは「信頼できるお店からの入手」、2つめは「ペットの反応」、3つめは「偏りのない食事メニュー」です。
スタッフ藤目
えー!3つの条件なんてあるんですね?1つ目の信頼できるお店について具体的に教えてください!
北島先生
はい、信頼できるお店とは食材の衛生管理がしっかりと行われているということです。具体的には生肉の仕入れ記録(業者名、納品日、品目、数量など)の保管。さらに食材の保管状況チェック(冷蔵庫や冷凍庫の温度確認記録)、スタッフ対象の衛生勉強会の開催などがあります。
スタッフ藤目
そういうことなんですね!確かに生で与えると考えると衛生管理や仕入れ・保存状態は信頼と安心につながりますね!2つ目のペットの反応っておいしそうに食べるとか喜んでるとかですか?
北島先生
2つ目のペットの反応とは嗜好性と健康状態です。嗜好性は生肉に対する好き嫌いのことで、これは肉の種類とも関係があります。そして大切なのは生肉を与え始めた以降の健康状態の観察です。具体的には元気食欲やフンの状態チェックで、特にお腹の調子の変化はしっかり見てあげましょう。
スタッフ藤目
なるほど~!嗜好性は愛犬の好みの問題が大きく関わりそうですね。健康状態についてですが、どれくらいの量から始めて様子を見たほうがいいなどはあるんでしょうか?多く与えすぎるとお腹の状態が心配ですというお声なども頂きます。
北島先生
ペットへの給与量は3つ目の条件である「偏りのない食事メニュー」につながります。生肉はタンパク質が豊富な反面、食物繊維など野菜系の栄養成分は多くありません。嗜好性が合えばペットはたくさんの生肉を食べるでしょうが、お腹が一杯になり本来のフードを食べなくなります。その結果摂取すべき栄養のバランスが崩れてしまう可能性があります。ペットの消化能力も考慮して、給与中のフードの10%前後を生肉に置き換えるトッピング給与がおすすめです。
スタッフ藤目
そういうことなんですね!よくわかりました!ありがとうございます。
執筆獣医師のご紹介

本町獣医科サポート
獣医師 北島 崇
日本獣医畜産大学(現 日本獣医生命科学大学)獣医畜産学部獣医学科 卒業
産業動物のフード、サプリメント、ワクチンなどの研究・開発で活躍後、、
高齢ペットの食事や健康、生活をサポートする「本町獣医科サポート」を開業。



























