獣医師北島先生のQ&A
スタッフ藤目
犬は野菜の消化が苦手で栄養を吸収しにくいと思うのですが、よくキャベツの茹でたもの等を手作りごはんやトッピングとして使用しています。食物繊維の摂取以外に、栄養の吸収といった意味で野菜の茹でたものを与える事は意味がありますか?
北島先生
手作りフードによく使われる野菜ではキャベツやニンジンなどの緑黄色野菜が人気です。茹でることで柔らかくなりますが、ペットはあまり噛まず飲み込むように食べるため、のどへの詰まらせ(誤嚥)が心配です。そこで野菜を茹でた後につぶしてピューレ状にしてはどうでしょうか?ピューレにして与えることで誤嚥リスクは低減され、より多くの野菜が食べられて消化・吸収率もさらにアップします。
スタッフ藤目
ピューレ状にすることで消化・吸収率もよくなるんですね!キャベツもそうですが、ほうれん草やブロッコリーはシュウ酸が多いって話や記事をよく見かけます。結石のリスクになるので控えるほうがよいなどはあるのでしょうか?
北島先生
野菜を茹でると煮汁にある程度のミネラルやビタミンが流出してしまいます。これは栄養素ロスになりますが、逆に結石成分であるシュウ酸やCa(カルシウム)、Mg(マグネシウム)の低減方法と考えることもできます。結石形成リスクを下げるために煮汁をすて、代わりに美味しいスープを加えてピューレを作りましょう。たっぷりの食物繊維が腸内細菌を応援てくれるでしょう。
スタッフ藤目
そうなんですね!茹でることで結石のリスクとなるミネラルを低減することが出来るのなら安心して与えることができますね!でも茹でることで栄養が流出するということはやはり手作りでの野菜は栄養目的というよりも食物繊維の摂取の割合が多いということになりそうですね。
北島先生
野菜と栄養構成が似ている食材として果物があります。茹で野菜で消失してしまうビタミンやミネラルは果物を使ったおやつ(ジャムやドライフルーツ)などで補うと考えればよいでしょう。
スタッフ藤目
野菜プラス果物で補うのがお勧めということなんですね!ありがとうございました!
執筆獣医師のご紹介

本町獣医科サポート
獣医師 北島 崇
日本獣医畜産大学(現 日本獣医生命科学大学)獣医畜産学部獣医学科 卒業
産業動物のフード、サプリメント、ワクチンなどの研究・開発で活躍後、、
高齢ペットの食事や健康、生活をサポートする「本町獣医科サポート」を開業。





















