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ドッグランのあるサービスエリア(SA)パーキングエリア(PA)で愛犬とエンジョイ!


車でお出かけ!
さあ、高速を爽快に走り抜け目的地まで一直線!
でも、ちょっと待って!
車の運転をする場合は長時間ぶっ通しで走るよりも、2時間に1度くらいの割合で休憩を取りながら行くほうが疲れにくく効率的で安全だと言われていますよね。
まして、子どもや愛犬を連れてのドライブでは、なおさらこまめな休憩は必要です。
そのようなときの休憩場所として、高速道路ではサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)が全国津々浦々に設けられています。

長時間の運転は疲れるものです。
トイレだって行きたいし、飲み物だってほしい。
狭い車内から出て体を伸ばすだけでも随分リラックスできます。
そのうえご当地グルメでお腹を満たしたり、その土地ならではのお土産物を探してみたりと、高速道路はなかなかあなどれません。
最近では宿泊ができたりお風呂に入れたりするサービスエリアもあるそうですから、ちょっとした日帰りのドライブや遠出の旅行の途中に立ち寄って満喫できる設備がどんどん増えているということですね。

自家用車は公共の乗り物とは違い、気遣いは不要とはいえ限られた狭い空間でなかなか自由が利きません。
だからこそ、休憩がてら広々とした車外へ出て体を思い切り伸ばして、さあ、リフレッシュ!

どの場所にどのような設備があるのかを知っていれば、「ここと、あそこで休憩タイム!」ということをドライブのプランに盛り込んでおくこともできます。
今回は愛犬と一緒にストレスなく、楽しいドライブを続けるための高速道路情報をお届けします。

ドッグラン併設のSA・PA情報を集めてみましたので、愛犬を連れてぜひ、ドライブを楽しんでくださいね!

サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)の違い

1956年、日本道路公団が設立されました。
1963年に日本初のサービスエリアが滋賀県の大津SAにオープン。
当時は、トイレ、レストラン、それに加えて高速道路での故障などの対応のために、自動車の修理もかねたガソリンスタンドを設置。
時代は右肩上がりの高度成長期を迎え、高速道路が日本列島を繋いでいく時代へと突入します。
2005年には日本道路公団の民営化が進み、2006年にNEXCO(ネクスコ)と名称が変わっています。
現在、全国にはサービスエリアとパーキングエリアは合わせて884箇所あります(2019年10月現在 日本サぱ協会調べ)。

各エリアの違いを知っていないと、どこででも食事ができてお土産が買えると思っていたら大間違い!
サービスエリアとパーキングエリアでは規模や設備に違いがあります。
まず知っておきたいのは、サービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)とはどのような場所かということです。
まず、パーキングエリア(PA)は、高速道路などでだいたい15~20km間隔で設置されていて、駐車場やトイレ飲み物などの自動販売機がある程度(場所によってはコンビニ在り)の休憩場所です。

一方、サービスエリア(SA)は、高速道路などでだいたい50~60km間隔で設置されていて、レストラン(食堂)、売店(ご当地みやげ販売など)駐車場、トイレ、ガソリンスタンドなどがあり、場所によっては温泉や宿泊施設、コインシャワー、コインランドリーなどの設備もあります。
高速道路の利用客の心を掴む施設や設備がどんどん導入されて、高速道路事情は大津SAの設立から55年余りの月日を経て大きく様変わりしています。

とはいうものの、ドッグランサービスが提供されているのは、今のところ一部のエリアだけです。
しかしこれも、これから利用客のニーズに応えて増え続けていくのではないかと思われます。

日本全国津々浦々の美しい景色や美味しいものとの出会いや、ドッグランでゆっくり愛犬とくつろいだりできるSA・PA巡りの旅は楽しさをますます増すことでしょう。
さあ、ドッグラン巡りをしてみましょう!

ドッグランのあるSA・PA

ドッグランでは、シャワー設備、水分補給の水飲み場、排泄物を捨てるゴミ箱、ちょっとした犬のおやつに遊び道具の販売など、充実した設備のエリアもあります。
全国のドッグラン併設のサービスエリア(SA)パーキング(PA)をご紹介しましょう。

NEXCO Drive Plaza (ドラぷら)を参考にして独自に表を作成したものが上記です。
表の見方としては
◆「その他」の欄の「日の出から日没まで」は、夜間照明などの設置が無いため暗くなってからの利用はできません。
◆「犬用商品販売」は、ペットショップではないので、豊富な商品を取りそろえているというよりは、犬用の
 おやつやおもちゃ程度ですので、必要なものは必ず持参しましょう。
◆「テラス有り」は、犬と同席できるテラス席があります。
◆「冬季利用不可」は、降雪地帯においては、冬場の利用ができない場合があります。
◆「ベンチ有り」は、ドッグランで遊ぶ愛犬を見守りながら飼い主さんが座れるベンチがあります。

ある程度わかる範囲での情報を記していますが、さらに詳しいことをお知りになりたい場合は、各SA・PAのインフォメーションにお問合せください。

ドッグランでの注意点(NEXCOのHPより抜粋)

●入場制限
・凶暴性のある犬
・発情中のメス犬
・伝染性の病気の犬
・ワクチン未接種・狂犬病予防接種を受けてない犬
・鑑札及び注射済票を着けていない犬
・愛犬を連れていない方は入場できません。
・小さなお子様は保護者同伴でないと入場できません。

●利用に当たって
・愛犬と一緒に入退場し、愛犬の行動を監視して下さい。
・追突事故などに遭わないように他犬の行動にも注意してください。
・万一、犬同士の喧嘩が発生した場合には、飼い主は身の安全に注意のうえ対処してください。
また、他の犬の飼い主は愛犬が喧嘩に参加しないようコントロールするなど、喧嘩の沈静化にご協力ください。
・排泄物は指定のペット専用ゴミ入れにお捨てください。
・その他、マナーの向上にご協力ください。
「施設内での事故等については飼い主の自己責任とさせていただきます。
飼い主同士のトラブルが発生した場合には当事者間で解決してください。

ドッグランでは他の犬たちと一緒になる場合があります。
そのようなときのトラブル回避として上記のような注意点をNEXCOは挙げています。
愛犬が楽しくドッグランを利用し、ドライブが楽しいと思えるような時間を過ごしたいものですね。
お互いに気持ちよく過ごすためにも、決まりをしっかり守りましょう!

ドライブでの注意点

さあ、目的地とSA・PAの情報を知ることができました。
長時間のドライブでは、ちょっとした気分転換が図れる工夫はとても大事です。
そのひとつがSAやPA。
限られた狭い空間から解放され車外へと出て、自然の風景を楽しみたいですね。

しかしながら、行楽シーズンやお盆やお正月の帰省の時期は、渋滞が予想されます。
SA、PAに立ち寄りたくても、渋滞ではなかなか辿り着けないということも起こってきます。
そうなると、車中に閉じ込められた状態となりますから体調を崩してしまう愛犬がいるかもしれません。
そこで、ドライブをする上での注意点をいくつかまとめてみました。

*車内での注意
 ・愛犬を膝の上に乗せての走行や窓を開けて愛犬が顔や体や手足を出すのは危険度が高い。
 ・高速道路の走行は一般道路よりも制限速度が速い分、運転者はもちろんのこと助手席、後部座席の同乗者にもシートベルトの着用が義務付けられている。
 ・急ブレーキをかける必要性があるため、愛犬をキャリーやケースに入れベルトを締めて安全を確保する。

*車外での注意
 ・高速道路を使ってのドライブでは、大きなサービスエリアともなると台数も半端なく多いので、車内外での出入りでは交通事故に遭わないように、必ずリードを装着して飛び出さないように注意する。

*暑さに関する注意
 ・ガラス越しの強い直射日光が当たらない席を確保する
 ・車の窓にサンシェード取り付ける
 ・エアコンの空調や温度は愛犬に合わせてこまめに温度調節をする
 ・車内に置きっぱなしにしない。

*寒さに関するする注意
 ・車のエアコンを消すと、とたんに気温は下がるので車内に置きっぱなしにしない

ドライブのときの必需品

*フード
 ・日ごろ食べ慣れているフードを持参
 ・渋滞のために車内での食事になる場合があるので、ドライフードを1食分ずつ小袋に用意すると便利

*給水
 ・車内は乾燥気味なことが多いのでこまめな水分補給
 ・慣れないドライブでの緊張で、喉が渇いている場合があるので、水は多めに用意

*シート類
 ・トイレシート(臭いを防ぎ衛生的)
 ・ウェットシート(手足、口などを拭く)
 ・ウンチが臭わない袋(排便のあとの処理袋)⇒ドッグランに排泄物ゴミ箱の設置がある場合は捨てる

*消臭スプレー
 ・狭い車内での排便・排尿の臭いを素早く消去

*乗り物酔い
 ・天然アロマの香りで気持ちをリラックス

*虫よけスプレー
 ドッグランのあるSAなどは豊かな自然に恵まれた立地のところが多いので虫よけは必需品
 蚊、ダニ、ノミの対策にも虫よけスプレーは重宝

*迷子札
 ドッグランではノーリードで散歩したり走ったりできるが、その分、ゲートの開け閉めの際に飛び出してしまう可能性もあるので、迷子札を着用

*熱中症予防
ドッグランは屋外にあるので、特に夏場の熱中症には注意
胴体を冷やすハーネスやベスト、首周りを冷やすクールバンダナなど着用

どうですか。
休日を利用して愛犬とドライブしたい気持ちになりましたか。

車に乗ると「痛い注射だぁ~」と覚え込んでしまっている愛犬にとって、車でのお出かけを嫌がるかもしれませんね。

でも、時間をかけて気長に慣れさせていくことがいちばん大事です。

始めは短い距離からはじめましょう。
車に乗っても痛い思いをしないで帰ってこられたということを覚えさせてあげることも、車に慣れるひとつの方法です。

いっしょに楽しむこと、喜ぶこと、笑いあえることを繰り返していくことで、愛犬は飼い主さんとドライブを楽しいものとして捉えてくれるようになります。

家とは違った戸外へ出てみることは、愛犬に新しい経験をさせてあげられるプレゼントです。
自然の風景の中でともに風を感じ、光を浴びて草や土の匂いに触れることで、飼い主さんも愛犬もきっと
リフレッシュできるはず。

焦らず のんびり ゆったり おだやかに
日本を楽しみましょう!

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愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修

株式会社帝塚山ハウンドカム
代表取締役 川瀬 隆庸

  • 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
  • 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
  • ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
  • 小動物栄養管理士認定
  • D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
  • 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
  • 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了

愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。

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