犬種

ポメラニアンにあった食事と注意点

ポメラニアン

ポメラニアンは食欲旺盛で太りやすい犬種だと一般的に言われていますが他の犬種と同様、食欲も個体差があり、肥満気味で悩んでおられる飼い主様もいれば

食欲不振に悩んでおられる飼い主さんも沢山いらっしゃいます。

今回はポメラニアンに気をつけたいケガや病気にならず健康を保つための食事とその方法について紹介させて頂きます。

ポメラニアン

ポメラニアンの特徴

小型化されてきた犬種全般に言える事ですがポメラニアンも小型の子ほど気管が弱い傾向があり、気管虚脱や興奮したりすると呼吸がガーガーと呼吸しにくそうにする子もいます。また、これも小型化が主な原因ですが関節の弱い子も多く膝蓋骨脱臼などで歩行に異常が見られたりする場合があります。
また涙やけの目立つ愛犬が多いのもポメラニアンの特徴です。このようにポメラニアンは気をつけたいケガや病気が比較的、はっきりしていますので住環境と生活、食事としっかり整えてポメラニアンと末永く楽しい生活を送りましょう。

ポメラニアンの住環境と生活

関節の弱いポメラニアンは住環境に気をつけたいです。階段、フローリングでの滑りによるケガ、玄関の段差やソファー、ベッドなどからの飛び降り、ジャンプなど家の中にも危険はいっぱいです。フローリング(階段含む)には犬が通るところにはカーペットやタイルマットを敷く。段差のジャンプや飛び降り防止には段差を少なくするステップやスローブなどを置いておくと安心です。そうした設置が難しい場合も滑らない柔らかいマットなどは必ず置いてください。

ポメラニアンの食事で気をつけたい事(五大栄養素)

たんぱく質

愛犬にとって血となり肉となり体のあらゆるものの基本であるたんぱく質。ドライフードだけを与える場合は特にその品質に注意をしてください。ドライフードの主原料は生肉と表記してあるものがオススメです。チキンミール、ビーフなどの表記のものはどういった肉を使用かわかる範囲で調べたほうがよいでしょう。また近年、穀物不使用フードも増えてきていますのでおすすめです。

脂肪

肥満の愛犬の場合は控える方がよいのですが脂肪は愛犬にとって真っ先に使用されるエネルギー源であり大切な栄養素です。特に活発なポメラニアンにはエネルギー源として、さらにホルモンの調子を整えたりビタミンDの減量になるなどの役割を担います。 脂肪(脂質)は体内で様々に形を変えますが細胞の膜を形作る成分になります。また脂肪酸は体内で生成できないものがあり食べ物から摂取しなければならない脂肪酸を必須脂肪酸と呼び新年、注目されているオメガ3脂肪酸は皮膚や被毛にも重要な役割を持ち涙やけなどが多く、肌のトラブルの多いポメラニアンは意識して摂取したいものとなっています。オメガ3脂肪酸は青魚やマグロなど魚や栄養補助食品などから摂取できます。

炭水化物

ポメラニアンに限らず愛犬は人間と違い炭水化物の消化が苦手です。肉食よりの雑食である愛犬ですがさほど必要としていません。手作り食を与える場合はパンは塩やマーガリン、添加物など入っているので避けましょう。米はカロリーが高めですが炊いて人肌程度の状態だとアルファ化という状態で消化しやすい状態です。冷ご飯はベータ化(消化しにくい状態)なのでできるだけ冷めきる前に与えてください。また栄養面を考えると玄米の方がビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富になっています。

ビタミン

ビタミンはエネルギー源や体内の組織になるものではないのですが体内の代謝を補助するのが主な役割でビタミンA、D、E、Kは脂溶性ビタミンと言われ水に溶けにくく油(脂)に溶けやすいものです。過剰に摂取すると体内に溜まるので摂りすぎには注意が必要なビタミンです。

ビタミンCは水溶性ビタミン愛犬はビタミンCを体内で合成できますが不足しがちです。ビタミンCは活性酸素を無害化したり免疫やコラーゲンの生成、栄養素の吸収の補助など役割は多くストレス軽減にも役立っています。ポメラニアンの関節の健康を保つためにも十分摂るようにしましょう。水溶性のため摂りすぎても体外に排出されます。

ビタミンB群も同じく水溶性で摂りすぎの心配はありません。ビタミンB1、2は糖質をエネルギーに変える役割を持つので肥満気味のポメラニアンは意識して摂りましょう。また肌や被毛のトラブルにも役立つのでポメラニアンの美しい被毛を保つのにも積極的に摂取しましょう。ビタミンB6はたんぱく質の代謝に欠かせない成分でポメラニアンに多い涙やけは未消化のたんぱく質や炭水化物が原因とも言われています。

ミネラル

食品成分中の無機質をいう。(原材料でいうと灰分)
体重の95%を酸素、炭素、水素、窒素でできていますが残りの5%がカルシウム、リン、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、塩素など約20種のミネラルがあります。先にあげた6種が主要必須ミネラルで微量必須ミネラルとして鉄、銅、マンガン、亜鉛、セレン、ヨウ素があります。摂取バランスが大切でリンとカルシウムの場合なら1:1.2程度でリンよりカルシウムが少し大目が理想です。

またアミノ酸や有機酸と結合したキレート化という状態の方が体内への吸収が良いと言われています。

ミネラルは骨や細胞、細胞間での水分の移動や酸性、アルカリ性などのイオンバランス、硫黄を含んだアミノ酸などの有機成分を作ります。この含硫アミノ酸は子犬の成長時に特に必要とします。

ポメラニアンの主食

ポメラニアンは肥満になると関節などに悪い影響が置きやすい犬種です。食事の量を決めて理想体重を維持し散歩などの運動で適切な筋肉を維持させてください。
また涙やけなど皮膚のトラブルも多い犬種ですので良質なたんぱく質の食事が理想です。

ドライフードが主食

たんぱく質のところでも述べましたが主原料が生肉やヒューマングレードの肉となっているのが理想です。また、良質のドライフードは海外から輸入のものがが多い愛犬のドライフードですが飼い主の手元に届いた時には生産時からかなり日数が経っているといったデメリットがあります。また、肥満とは逆にドライフードを食べてくれないとお悩みの飼い主さんも多いです。筆者のポメラニアンである愛犬も1日1食はまったく食べないという日が多い時期があってそうした時はおやつを与えない、散歩をいつもより余分にしてしっかり運動するなどして少しは効果がありました。手作り食なら食べるがドライフードを混ぜるとドライフードだけしっかり残すと言うことも多く「このドライフードは飽きたんだ」「このドライフードは好みじゃない」などついつい思いがちですが、一定以上の品質のフードだと食べるときは食べる、食べない時は食べないと割り切って考えています。

手作り食が主食

手間より栄養面の不安で手作り食を敬遠されている方は思い切って手作り食を中心にしてみるのも良いのではないでしょうか?ドライフードはたんぱく質が変異していて消化が悪く、それが涙焼けやアレルギーの原因となっている場合があります。特に生肉は活きた栄養が多くポメラニアンにとって消化に体力を使わず、消化に使うエネルギーを被毛や皮膚の健康維持に使用することができます。100%手作り食の場合は栄養補助食品などがあれば摂りにくいオメガ3脂肪酸や乳酸菌なども簡単に摂る事ができます。それでも栄養面で不安な方はドライフードやウェットフード(総合栄養食と表記のもの)50%手作り食50%という飼い主さんも多いのではないでしょうか?手作り食のほうが喜んで食べるポメラニアンは多いのでストレス軽減が愛犬の体に与える良い影響も多いのではないでしょうか?

最後におやつについて

おやつは与えないに越したことはありません。ジャーキーなどは変異したたんぱく質の典型で涙焼けの元といっても過言ではありません。ただ愛犬のしつけにおやつを使うのは便利ですしそうした愛犬とのコミュニケーションもストレスの緩和になりますね。おやつはクッキーやボーロ(小麦アレルギーの場合は穀物不使用のもの)自宅で作った手作りのものなどを与える場合はオススメします。

末永く愛くるしいポメラニアンとの生活をお楽しみいただけるよう少しでも助けとなれば幸いです。

     

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愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修

株式会社帝塚山ハウンドカム
代表取締役 川瀬 隆庸

  • 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
  • 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
  • ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
  • 小動物栄養管理士認定
  • D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
  • 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
  • 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了

愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。

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