私達が生活をしていく中でストレスをよく感じると思います。
その原因は様々ですが、このストレスは人間だけでは無く、
犬も同様に感じるものです。
ではストレスとはどのような物でしょうか?
目次
ストレスとは
ストレスとは環境などの外部からの刺激によって心や体に負担が掛かかっている状態を指します。
元々ストレスという言葉は、物理学の言葉で【物体に圧力を加えることで生じる歪み】を意味する言葉でした。
それが後々、生理学的な意味で使われる様になりました。
先程も述べましたが人がストレスを感じるように、犬もストレスを感じます。
しかしそのストレスの感じ方は人と犬とでは違います。
人がストレスに感じないような事でも犬にとってはストレスとなることもあり、強いストレスを常時感じ続けていると
健康に悪影響が出てくるので、気をつける必要があります。
ストレスを慢性的に感じ続けていると免疫力も落ち、様々な病気を引き起こす原因にもなります。
ストレスの種類
1.環境的ストレス
睡眠不足、暑さ、寒さ、騒音、病気、栄養の偏り、運動不足
人間と犬ではストレスに感じる基準が違います。
温度や明るさ、匂いや騒音など、私達が日々暮らしている生活での何気ない事が愛犬にストレスになっている場合もあります。
例えば、部屋に置いた芳香剤のに匂い、いつも聞いている音楽等がもしかしたら愛犬にとってはストレスかもしれません。
また、運動不足なども愛犬にとってストレスを感じる原因となります。
2.心理的ストレス
不安、怒り、悲しみ、寂しさ
愛犬が家でお留守番をするときや、飼い主様の家族が喧嘩している時の空気を察知して不安に思うこともストレスの一因となります。
また、引っ越しなどで周辺環境が極端に変わる場合も愛犬なストレスを感じます。
愛犬のストレスサイン
手足を執拗に舐める
体の一部をなめ続けるというのは犬のストレスサインの代表的な物です。
なめ続ける行為はストレス以外にも皮膚の炎症などを引き起こす恐れもあります。
自分の尻尾をおいかける
テイルチェイシングと言われる行為です。子犬の場合は遊んでいるという事も考えられますが、
成犬がこの行動をする場合ストレスが溜まっている可能性が高いです。
体を震えさす
寒くない時に体を震えさすという事は、緊張や恐怖心からストレスを感じている可能性が高いです。
同じ場所を動く
落ち着きが無く、同じ場所を行き来することもストレスが原因の場合があります。
無理に止めさせると、さらにストレスを感じる可能性も出てきます。
運動後などで無いのにパンティングをする(ハァハァと呼吸をする)
暑くもなく、運動後でも無いのにハァハァと、口を開けたまま呼吸をしている時は緊張からストレスを感じている可能性があります。
あくびをする
犬があくびをする時は眠いからという他に『緊張』しているからです。その緊張状態を緩和させる為にあくびをしている事もあります。
無駄吠えをする
ストレスから理由も無く吠えるという行為をする場合もあります。
この無駄吠えがひどいからと言って叱ると、余計にストレスを与えてしまいます。
ストレスが起こす悪影響
●食欲がなくなるor食欲が異常に増える
人間もストレスが溜まると、食欲がなくなりますが、これは犬も同じです。
食事を摂らなくなると体力もなくなり、免疫力もなくなります。
逆に食欲が増える場合は、肥満になる可能性が高くなります。
日々の食事の量をチェックしておきましょう。
●下痢や嘔吐をする
ストレスが原因で下痢や嘔吐をする場合があります。この場合原因が解決すると治まる事が多いです。
●攻撃的になる
ストレスを溜めると人と同じ様に怒りやすくなります。
唸ったり、吠えたり、噛んだりするなどの行動を起こす可能性があります。
何が原因でそうなったか思い出し、対策しましょう。
●脱毛
人がストレスを溜めると、円形脱毛症になるというお話はよく聞きます。
犬も同様にストレスで毛が抜ける事もあります。
ストレス解消法
●愛犬が過ごしやすい環境を整える
夏場や冬場ではエアコンを付けて温度を調整します。その時の温度調整に気をつける等、
愛犬の様子を見て、過ごしやすい環境を作りましょう。
●適度な運動
適度な運動は愛犬にとって、ストレスの解消になります。
いつもの散歩の時間を少し長くする、回数を増やしてあげる、散歩のコースを変えてみるなど
してあげましょう
●スキンシップをとる
撫でてあげたり、一緒に遊んであげたりとスキンシップを取ることでストレス発散ができます。
またスキンシップを取ることで飼い主様との絆が深まります。
ストレス解消にオススメアイテム
犬用アロマスプレー ストレス用
普段の生活でストレスを感じてしまう過敏な子に
デンタルコットン
適度なかたさで、遊び好きなワンちゃんに
エゾ鹿肉 あばら骨
美味しく噛むことでストレス解消
愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修
代表取締役 川瀬 隆庸
- 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
- 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
- ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
- 小動物栄養管理士認定
- D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
- 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
- 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了
愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。