健康

愛犬のフードローテーションと生涯の食事で気をつける事

ポメラニアン×ペキニーズ

愛犬にフードローテーションは必要か?

 

愛犬のフードローテーションとは一定期間ごとに食事を変えてアレルギーの発生リスクを下げようとする食事方法です。

アレルギーでお悩みの飼い主さんは多く、食事には人一倍、気を使っていらっしゃいますがフードローテーションとは必要なのかをお話させて頂きます。

フードローテーションとは?

アレルギーが出始めるのも様々で生まれつきの場合もあれば 3才になって急になど愛犬によってそれぞれです。

その原因の一つに同じ食物を食べ続ける事で発症するケースがあります。

花粉症で有名な話ですがアレルゲンの許容量が決まっていてそれを超えてしまうと体が敵とみなして異常に反応してしまいます。

 

チキンアレルギーの愛犬が多いのもチキンがアレルギーが出やすいのではなくチキンベースのドッグフードが多く食べ続けていることでアレルギーが発症してしまう一面があります。
そのリスクを考えて愛犬のフードローテーションが考えられました。

 

フードローテーションを無理なくするには?

アレルギーは発症してしまうと元に戻すには長期間かかってしまいます。

ですから、なる前の対策は非常に大事で涙やけや皮膚、被毛に少しトラブルを抱えている場合は特に注意が必要です。

ただドライフードを主食としている場合、毎日フードを変化させるのは開封したドッグフードを幾つも持たないといけない事になります。

開封後は酸化問題があるためできるだけ早い消化が理想で現実的ではありません。

無理なくフードをローテーションさせるには

●4~8ケ月程度でフードの主原料を変更していく。

●ドライフードが主食の際はトッピングする食事を与える。

この2つがオススメです。

毎日食事を変えなくてもこの方法で蓄積されるアレルギーの発症をかなり抑えることができると思います。

フードローテーションは必要か?

それでは実際にフードローテーションは必要なのでしょうか?

愛犬はフードに飽きるのか?

「うちの愛犬はもう6年も同じドライフードを食べていますがアレルギーひとつありません。」

そうしたお声を聞くことも多いです。

●蓄積によるアレルギーは回避できても 本来持っているアレルギーのものを食べるリスクがあるので同じものでよい。

●犬は味を感じる味蕾が味覚が人間の1/5しかなく、塩味もほとんど感じないので人間のように飽きない。

といった意見もあります。

しかし、人間でも鼻が詰まっていたら味がわからなくなるのですが犬の嗅覚は人間の何千倍とも言われています。

一説には散歩でクンクン匂いを嗅いでいろんな情報を得ることができる嗅覚があるのですからいろんな匂いの食べ物をあげるのも愛犬の楽しみとならないでしょうか?

食べないから飽きたと判断するのは間違いの場合は間違いというのは多いですが、いろんな香りで楽しませてあげるという観点もあるとは思いませんか?

同じフードでもトッピングで栄養を補ったり、香りを変えたりする事でストレス解消につながるかもしれません。

余計なストレスを与えないのもアレルギー発症を防ぐのに役立ちます。お試し下さい。

 

愛犬は良いものを食べたら今までのものは食べなくなるという恐怖?

「すごいご馳走の肉を食べたら今までのフードを食べなくなった」

というような話を聞いたことはないですか? 

愛犬を2匹飼っていて、時には極上のお肉を食べさせますがそのような経験はありません。

2匹中1匹は1日2回の食事の1回を、時には丸一日食事をパスするほど食欲のない時期が頻繁に訪れますが元気だとまったく心配していません。

ただ、食べないからと食いつきの良い食事をすぐに与えないように注意はしています。(調子に乗られたらいやなので)

もうすぐ10才になりますがご馳走を食べて今までのフードを食べなくなったというのは私の愛犬ではありません。

今までのフードを食べなくなる恐怖は飼い主なら誰もが抱く感情ですが、一度いろんな食事を試すことをオススメします。

同じものを食べ続けるアレルギー以外のリスク

では、フードローテーションをせずに同じものを食べ続けるアレルギー以外のリスクを考えてみましょう。

愛犬は年齢とともに自分で合成するビタミンCなどの能力は落ちます。

運動量も減って食事の量や必要なたんぱく質の量や比率も考えなければなりません。

また腎臓や膵臓などの深刻なダメージによりドライフードは控えた方が良いと判断する獣医さんも実は少なくありません。

そんな時に生肉を試そうにも10年以上同じドライフードを食べ続けてそのフードしか消化してこなかった消化器が突然活きた良性菌を食べてもビックリする可能性があります。

高齢犬になるほど良質のたんぱく質、良質の脂質が必要です。

良質なたんぱく質、脂質とは高温加熱を加えていないものなのでドライフードはこれに該当しません。

 

まとめ

昔に比べるとドライフードの品質も上がり、低品質ドライフードが原因のアレルギーは減っているのが現状です。

その分、他の原因によるアレルギー(腸内環境起因やハウスダスト、ノミ、花粉、アトピーなど)は増えてきています。

フードローテーションはしなければいけないと言うより、した方が良いかな?といった感じでしょうか?

ただし普段から良質のたんぱく質、脂質をある程度食べることは、将来や若い時でも免疫力、健康維持につながるのでドライフード以外の良質の副食をオススメいたします。

普段から自分のの愛犬は何なら食べるのか?何なら喜んで食べるのか知っておいてあげると将来、役立つと思います。(スタッフ田代)

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愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修

株式会社帝塚山ハウンドカム
代表取締役 川瀬 隆庸

  • 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
  • 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
  • ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
  • 小動物栄養管理士認定
  • D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
  • 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
  • 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了

愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。

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