犬種

フレンチブルドッグの病気と食事

フレンチブルドッグ

こんにちは帝塚山ハウンドカムです。

今回はフレンチブルドッグがかかりやすいといわれている疾患と、食事やおやつはどう気を付ければいいのかという内容となります。
フレンチブルドッグで特に注意が必要なのは「呼吸器が弱い」「肥満予防」「皮膚の健康維持」等になります。

フレンチブルドッグの特長

呼吸器が弱い

フレンチブルドッグは短頭種(いわゆる鼻ぺちゃ犬)で呼吸が少し苦手となります。
暑さ寒さにも弱いため、特に夏場はエアコンで24時間調節してあげるなど配慮してあげる必要がありますし、冬場も暖房で調節してあげましょう。

皮膚が弱い

お肌がとてもデリケートで、アトピー性皮膚炎など皮膚トラブルが多い犬種として知られています。

気を付けたい疾患

皮膚の病気

フレンチブルドッグは皮膚が弱い犬種です。顔にたくさんあるしわの中にも汚れや匂いが溜まりやすいのでこまめに拭いてあげてケアしてあげましょう。
毛は短いのですが抜け毛が多く、毎日の短時間のブラッシングや月1~2回のシャンプーで適切にケアしてあげて下さい。
すすぎ残しや生乾きも皮膚を傷める原因になるため、しっかりすすいで乾かしてあげて下さい。

アトピー性皮膚炎

原因としては「遺伝的要因」「皮膚バリア機能低下」「アレルギーが原因のもの」の3つがあります。
アレルギーが原因のものはアレルギー性皮膚炎と呼ばれ、食事が原因のもの、吸引性(花粉やハウスダストなど)、接触性のものがあります。
通常、重度の痒みが生じ、生後半年~3歳くらいまでの若い時期に発症し、顔(目や口の周り)、耳、四肢の付け根、腹部、肢先などに症状が現れます。

アトピーが引き金となり、二次的な皮膚疾患として外耳炎や膿皮症を招くこともありますし、また顔付近のアトピーは白内障等目の疾患のリスクをあげると考えられています。
人間でも肌荒れがある事で食物アレルギーになるリスクがあるといわれていますから、お肌のコンディションのチェックと維持には気を付けてあげましょう。

食事で出来る注意としては、偏りのないバランスの良い食事と、皮膚や体全体に影響を与えるといわれている腸内環境の健康維持に良いものをあげましょう。
食物アレルギーが疑われる場合はアレルゲンを特定した上でアレルギーとなるものを排除した食事に変えて様子を見ます。

おやつも与えすぎず、自然なものや無添加のものを選びましょう。また無添加であってもジャーキーやガムなどの消化に悪いものは涙やけや皮膚トラブルの要因となりやすいため避けましょう。
(無添加の牛皮など、自然なおやつであっても乾燥の皮や肉は消化に悪い為、別のものがおすすめです)

外耳炎

アトピー性皮膚炎の愛犬の約8割程度が外耳炎があるといわれています。
外耳炎とは耳の中や耳のまわりの炎症をいいます。
症状としては耳をかゆがる、頭を振る、耳ダレがある、黒い耳垢、耳から異臭がする等があります。

食物アレルギーなどから二次的な皮膚疾患として外耳炎等になることがあります。
高温多湿の環境だと発症しやすくなるため、夏場は熱中症予防も兼ねてエアコン等を利用し環境を整えてあげましょう。

食事の注意としては食物アレルギーが根本にある場合、そちらを除去した食事に変えるなどがおすすめです。

フレンチブルドッグ

脳の病気

原発性脳腫瘍

歩くときのふらつきやけいれん、意識障害、旋回運動、運動障害、失明、首が傾く、性格や行動の変化などが症状となります。
フレンチブルドッグなどの短頭種に好発することから、遺伝的なものがあると考えられていますが原因は不明です。

水頭症

脳の奇形などによる先天性のものと、脳腫瘍や脳炎などが原因で起きる後天性のものがあります。
脳脊髄液が過剰にたまり、脳が圧迫されることで起きます。
外見的には頭が大きくなったり、斜視(片方の目が目標と違う方向を向いてしまう)、泉門開存(頭蓋骨の癒合不全)などがあります。

・先天性
生後1歳以下で意識障害や、発作、視覚障害、麻痺、発育障害等が現れます。
しかし無症状の水頭症もあります。

目の病気

チェリーアイ

目にサクランボのような赤いできものようなものが出来ます。
目の内側にある「瞬膜」が腫れてしまい、目を刺激してしまいます。
目をこする、涙が増える、角膜炎などの目の疾患を併発する事もあります。
原因は遺伝的なものや、外傷などが原因で引き起こされることもあります。

呼吸器の病気

鼻腔狭窄症(びくうきょうさくしょう)

フレンチブルドッグは鼻がつぶれた短頭種で、それは可愛さの一つですが鼻の穴が他の犬種と比べて非常に狭くなっています。
鼻は空気を吸う穴ですので、それが狭くなってしまっているのは少しの運動でも苦しくなりやすいです。
(他のワンちゃんと鼻の穴の形が細く狭い形なっていないかチェックしてみましょう)

先天性(生まれつき)であることがほとんどで、症状としてはイビキをよくかく、暑くないのにハァハァとする、激しい運動をしていないのにガーガーいうなどがあります。毎日大きなイビキをかいたりこれらの症状がみられる場合は疑います。
イビキやガーガーというのはかわいらしくも感じますが、本人は苦しいという事を覚えておきましょう。
※治療は手術があり、後述の軟口蓋過長症もですが、若いうちに外科的治療を行った方が改善率は高い結果が出ています。

軟口蓋過長症

軟口蓋過長は、喉の奥にある「軟口蓋」と呼ばれる部分が分厚く長い事により、喉のあたりの空気の通り道に蓋をするような形になり、激しいパンティング、呼吸困難、呼吸時のゼイゼイとした雑音などが確認されます。
呼吸が苦しく、食べ物もうまく呑み込めずに吐き出したりすることもあります。

生まれつきのものはどうしようもありませんが、これらを悪化させるものを避ける事は可能です。

食事としての対策
肥満にならないよう体重管理に気を付けてあげましょう。
肥満は呼吸器への負担だけでなく、関節への負担や疾患のリスク上昇、熱中症になりやすくなるなどいい事はありません。

食事以外の対策
過度の運動や長い興奮状態は呼吸器に負担をかけますので避けます。
首輪も避けてハーネスなどの胴輪を使ってお散歩をしてあげるのがおすすめです。
フレンチブルドッグ

熱中症

犬は呼吸で体温調節を行いますが、フレンチブルドッグは短頭種でもあるため、呼吸によって体温を下げるのが苦手で熱中症のリスクが高くなります。
さらに子犬である、シニア犬である、肥満などがあるとリスクが高くなります。

食事で注意できる事としては「肥満予防」となります。
肥満は熱を逃がしにくく、呼吸にも負担がかかります。暑さに弱く、呼吸が苦手な愛犬であることをふまえ、肥満予防の体重管理はとても重要だと言えます。
肥満は関節への負担増加やその他の疾患のリスクをあげてしまい健康に良い事は一つもありません。

[食事以外の熱中症対策]
こまめな水分の補給や、気温、室温に気を配ってあげる、散歩の時間やコース選びなどがあります。

肥満細胞腫

犬は「できもの」出来やすく、湿疹(ニキビのようなもの)のこともあれば、良性の腫瘍、悪性の腫瘍の場合もあります。皮膚にぽつっと出来る「できもの」も怖い肥満細胞腫の事がありますので注意してあげましょう。

肥満細胞腫は皮膚に出来る「腫瘍」の中で一番発生率が高いもので、怖い腫瘍です。
フレンチブルドッグは肥満細胞腫ができやすい犬種ですが、他の犬種と比べて悪性度が低い傾向があります。
出来たできものが悪性かどうかは一般的に病院で針生検(細胞を取って診断する)をして診断できます。一瞬チクっと取るだけで済む場合が多いので、何かできものが出来ていれば積極的にかかりつけ医で相談してみましょう。

食事で注意できる事

体重管理

適正体重をキープできるよう心がけます。フレンチブルドッグは食欲旺盛な為、肥満になりやすい傾向があります。
食事量管理も油断するとすぐに太ってしまう傾向があるため、徹底した食事管理を行いましょう。

肥満気味であれば低カロリーのダイエット向きフードや、与えるおやつの量やカロリーにも気を付けてあげるほか、良質なタンパク質と適度な運動を取り入れるのがより健康的で、体作りをしながら消費カロリーを増やすことが出来ます。

フード

総合栄養食を与えている場合、栄養不足はほぼありませんが、一番問題になりやすいのは「与えすぎ」になります。

また皮膚トラブルが出やすいのでバランスの良い食事と、食物アレルギーが疑われる場合はその食材の使用していないフードに変えるなど気を付けてあげましょう。例えばおやつが多い、偏食などがあるとバランスは崩れやすくなります。

食物アレルギーがなく良く食べてくれるようであれば、腸内環境対策諸々はサプリや発酵野菜をトッピングしてあげるなど、主食以外のものも利用するのもおすすめです。

おやつ

消化に悪いおやつは避けましょう。無添加であってもジャーキー(干し肉や乾燥させた魚)、ガム類は消化に悪い為控えるのがおすすめです。(お肉が好きな場合は、ジャーキーよりもお肉を茹でて手作りおやつにする等の方が消化にも良くおすすめです)
また、無添加のクッキーや野菜やフルーツなどの自然素材の素朴なおやつがおすすめです。

フレンチブルドッグ

お勧めの食事・おやつ

干し芋スティック

完全無添加、無農薬、化学肥料不使用の安心安全な茨城県産のさつまいも。
食物繊維もたっぷりでお腹にも優しいく人気のおやつです。


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オリジナルクッキー

砂糖や防腐剤・着色料を一切使用していない素材の味だけを楽しめる素朴なクッキー。


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天然活性オメガ3オイル

DHA・EPA・ビタミンE・ビタミンDなどを豊富に含んだオイル


天然活性オメガ3オイル
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国産生プレミアム 愛犬愛猫用フレッシュチーズ

良質の生乳に乳酸菌を加えて丁寧に作られた熟成前のチーズ。消化にも優しい栄養たっぷりのおやつで美味しく腸活が出来ます。

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乳酸菌おから(体重管理とお腹ケア)

乳酸菌おからシリーズはバランスよくビタミン・ミネラル・乳酸菌が含まれる手作り補助食品です。水でふやかしてボリュームアップも可能なのでカロリーオーバーが気になる子の食べ応え補助やビタミン・ミネラル補助にお役立て下さい。

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馬肉小分けトレー

高品質で消化に優れた良質のタンパク質です。


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愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修

株式会社帝塚山ハウンドカム
代表取締役 川瀬 隆庸

  • 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
  • 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
  • ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
  • 小動物栄養管理士認定
  • D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
  • 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
  • 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了

愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。

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