子犬を選ぶ際に、困った問題が起きてしまうケースの一つとして、飼い主さん・家族に合っていない子犬を選んでしまったことで問題が起きる場合が多くあります。飼い主さんと犬が幸せに暮らしていくために、トレーニングなどの話の前に子犬選びのポイントについてお話させてもらいます。
飼い主さんのライフスタイルに合った犬種を選ぶ
犬を飼う目的をはっきりさせて、どのような犬との生活を望まれているのか考えてみて下さい。
ドッグスポーツを楽しみたいと考えて飼う場合と、高齢の方が伴侶として飼う場合では選ぶ犬種はまったく違ってきます。
仕事が忙しくて家にいる時間が少ない飼い主さんが活動性の高い犬や大型犬を飼い、十分に運動させなかった場合、犬のニーズを満たしてあげることができなくて問題が様々起きてしまい飼い主さんも犬も幸せに暮らしていけません。
飼い主さんの性格や体力、ライフスタイル、家族構成などを考えて犬種を選びましょう。
犬種を選ぶ際、流行の犬種は子犬を無計画に大量生産させ、遺伝性疾患を持つ犬が増えることもあり、早い時期に母犬・兄弟犬から引き離されるので、精神的にも肉体的にも不安定になる場合が多いので注意して下さい。
- 飼い主さん自身が犬との生活を楽しめる環境である。
- 犬のニーズを満たしてあげることができて、犬が幸せになるようにそれぞれの犬種の習性や特徴を理解する。
- 流行犬種は要注意!!
- 飼い主さん自身に合った犬種を選びましょう!!
子犬の入手方法を選ぶ
子犬を入手する時期が早すぎると、母犬や兄弟犬と十分な触れ合いができず、犬でありながら犬とうまく付き合えない犬になってしまうことがあります。
また、肉体的にも精神的にも不安定になり、体調を崩しやすくなったり、臆病な性格になってしまうこともありますので、生後7週間は母犬・兄弟犬と過ごすことが必要です。
ただ、人間社会の様々な環境に慣れやすい時期が生後14週齢までになりますので、最もよいのは生後8週齢頃です。
入手ルート
日本ではペットショップから子犬を購入する方法が主流ですが、母犬や兄弟犬と生後7週齢よりも早く引き離れて、狭いケージの中でコミュニケーション不足のまま飼い主さんが購入することが多く、おすすめしません。
しかし、最近では子犬のコミュニケーションの勉強を考えたペットショップも増えてきています。
一番良いのは信頼のおけるブリーダーから直接入手することだと思います。
ブリーダーの中にはよく売れる流行の犬種を繁殖させて販売する営利目的のブリーダーも多いので注意して下さい。
良いブリーダーとは、経験豊かで、その犬種について知識豊富で、母犬・子犬共に健康管理をきちんと行っている、子犬の扱いが決して荒くないブリーダーです。
また、動物保護施設から引き取るなどの方法があります。
注意すること
- 子犬は生き物です。衝動買いは厳禁です。
- 生後間もない方がかわいいからと、母犬や兄弟犬と早い時期に引き離さない。
- 入手先も選び、信頼のおけるブリーダーや子犬の環境に慣れやすい時期などをしっかり考えているペットショップを選ぶ。
愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修
代表取締役 川瀬 隆庸
- 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
- 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
- ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
- 小動物栄養管理士認定
- D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
- 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
- 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了
愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。