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犬 トレーニング情報・犬の学習方法2

トレーナー岡田弥生先生のトレーニング通信・犬の学習方法(その2)についてご紹介。>


vol.10 犬の学習方法.2

前回、犬の学習方法についてお話させてもらいましたが、

4つの学習パターンから日常生活の中で犬がどのように

様々なことを学習していくのか、さらに詳しくご説明致します。


学習パターン1


[行動]⇒[犬にとっていいことが起こる]⇒[行動の頻度:増]

一般的に知られ、人も犬もよくこの学習パターンから

学習していくことが多いです。

人の例としてはギャンブルが一番分かりやすいと思います。

[パチンコをする]⇒[お金が増える]⇒[パチンコに行く頻度:増]

それが犬の場合は・・

[おすわりをする]⇒[撫でてもらえたりおやつがもらえる]⇒[おすわりの頻度:増]

おすわりだけでなく、お手やおかわりなども特別教えた記憶がなくても

覚えてくれるのは、おすわりをすると犬にとっていいこと、うれしいことが

起きるのでおすわりなどの頻度が増したからです。


学習パターン2


[行動]⇒[犬にとって嫌な事なくなる]⇒[行動の頻度:増]

飼い主さんにとって問題行動と言われる他の犬に吠える、

ブラッシングや爪切りをしようとすると噛み付くことも

全てこの学習パターン2によって学習してしまいます。

◆他の犬に吠える場合
[他の犬に吠える]⇒[犬がどこかに行ってくれた]⇒[他の犬が近づいてくると吠える頻度:増]

◆ブラッシング・爪切りの場合
[ブラッシングされそうになり噛み付いてみた]⇒[ブラッシングをやめてもらえた]
  ⇒[ブラッシングされそうになったら噛み付く頻度:増]



そのため、この学習パターン2を続けている以上は、他の犬に吠えることも

ブラッシングの時に噛み付くことも頻度は減っていかず、犬にとっては

悪いご褒美が出続けていることになります。


学習パターン4


[行動]⇒[犬にとって嫌な事起きる]⇒[行動の頻度:減]

「罰を与える」「叱る」という方法がこの学習パターン4になります。

しかし、この学習パターン4にはルールが3つあり、難易度が高くなります。


[行動]⇒[犬にとって嫌な事起きる]⇒[行動の頻度:減]

◆ルール1
問題行動が起きたら1秒以内(遅くとも3秒以内)に罰を与える

◆ルール2
与える罰は犬にとって効果的でないとダメ

◆ルール3
問題行動が起きるたびにこの流れる繰り返す


学習パターン4は3つのルール全てを守らないと

効果的に学習してくれません。


以上の学習パターン4つから犬は様々なことを

学習していきます。

次回はその学習方法を使ってトレーニングしていく注意点をお話し致します。

愛犬のトレーニング情報、「犬の学習方法(その2)」についてご紹介しております。

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