耳疥癬
症状・原因
疥癬と言うのは肉眼では確認できないほど小さな「ヒゼンダニ」というダニによって起こる皮膚病です。ヒゼンダニは伝染性がとても強く、ダニが付いる首輪やブラシなどからも簡単感染します。犬や猫を多頭飼いしている家庭では一匹がかかってしまうとあっという間に全体に広がる危険があります。
耳疥癬は、そのヒゼンダニの仲間のミミヒゼンダニというダニが原因で起こります。ヒゼンダニが全身に寄生するのに対し、ミミヒゼンダニは耳の中だけに寄生します。ミミヒゼンダニが寄生すると耳の中に黒っぽい悪臭がする耳垢がたまります。耳垢を綿棒などで取って黒い紙の上に置いてみると、白っぽいダニが、動き回っているのがわかるはずです。激しい痒みが特徴です。
ヒゼンダニとミミヒゼンダニは仲間ではありますが、全く別のダニですので、ヒゼンダニが耳の中に入って耳疥癬になるという事はありません。ミミヒゼンダニは重症化すると、前庭障害などの症状を起こす場合があります。また、犬自身も相当な痒みで強いストレスを感じていますので、早々に駆除してあげて下さい。
ちなみにミミセンダニは人へは感染しません。
治療方法
耳垢をきれいに取り、殺虫剤を使ってダニを駆除します。しかし、ここで駆除できるのは成虫のみ、卵は駆除できません。卵が孵化するのを待ってから、再び殺虫剤を使用します。1週間に2〜3回駆除するとよいでしょう。場合によっては、殺虫剤の摂取や抗生物質などの投与を行なう場合もあります。
また、耳の中から落ちたミミヒゼンダニがどこかにくっついていてまた耳の中に戻ってしまう事もありますので、全身のシャンプー・身の回りの清掃も徹底します。
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前庭炎
症状・原因
中老年の犬によくみられる病気で、頭をかしげ、まっすぐに歩けなくなったりします。原因は耳の奥にある内耳神経の一部をなす前提神経がなんらかの作用で異常がおこることです。
治療方法
症状があらわれたら、抗生物質やビタミン剤を投与します。
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外耳道の異物
症状・原因
犬は違和感から頭をよく振るようになります。また、患部周辺が腫れることもあります。原因は体を洗ったときにシャンプーや水が大量に耳の中に入った場合などで発症します。
治療方法
耳の内部を脱脂綿や綿棒などで清掃します。症状が治まらない場合は病院で診てもらいましょう。
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耳血腫
症状・原因
耳介は、軟骨を皮膚が覆う形で構成してされています。耳介には無数の血管が張り巡らされていますが、その血管が切れ軟骨と皮膚の間に血液の成分が溜まって耳介が膨れあがります。これが、耳血腫です。比較的中型の犬に起こりやすいようです。
血管が切れる原因には、様々な耳の病気・耳の周りの炎症、外部寄生虫・異物や腫瘍、ポリープなどが誘発するケースなどがあります。症状は、不快に感じ頭を激しく振る・耳を引っかいたりなどです。軟骨に物理的刺激を与えてしまうことも考えられます。最近では自己免疫が関係しているとも考えられています。この疾患は痛みを伴い、犬は首を傾けたり、振ったりすることを頻繁に繰り返します。
治療方法
耳介にたまった血腫の排出するために注射器で抜き取る方法があります。しかし、すぐにたまってしまい一時的な処置に過ぎません。治療は通常、処置後、血液や血清が耳異に再貯留しないように一時的に縫合します。通常は外科手術によって治療しますが、耳の形が少し変化する場合があります。
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内耳炎
症状・原因
外耳感染症を治療せずに放置すると、感染は中耳や内耳にまで進行し内耳炎になります。疾患は、単なる外耳炎よりも治療が困難です。中耳と内耳に感染を起こした犬のなかには獣医師が診察した時、鼓膜は無傷で外耳の疾患もみられないことがあります。
症状は外耳炎と似てますが、両耳が感染したケースになると激しい痛みと聴力の障害を受けてしまいます。内耳には平衡感覚をつかさどる神経があり、その神経が侵されると難聴になったり・まっすぐ歩けなくなったり・体のバランスが取れなくなります。また耳の打撲などが原因でなることもある様です。
治療方法
ふらつきなどの原因である前庭障害は、早期に副腎皮質ホルモン薬などの投薬で改善します。ですが、難聴になってしまうと、薬での治癒はできません。外耳炎同様、いつも耳垢をとり清潔にしておく事です。
ダニや真菌が発生すると耳掃除ばかりしていても、皮膚を傷つけたりして炎症を悪化させてしまいます。耳垢があれば不健康な状態と考えて、生活改善に取り組むことが治療、予防の第一歩です。
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耳の腫瘍
症状・原因
耳の腫瘍の多くは、耳の中にある汗腺のアポクリン腺というのが腫瘍したためにおこります。耳の中にイボ状の腫瘍がたくさんできます。腫瘍が大きくなるにつれて炎症を起こし、化膿したり、出血や分泌物がでることもあります。ひどく状況ですと耳道をふさいでしまうケースもあります。腫瘍が大きくなると、その一部は炎症をおこし、出血することがあります。良性と悪性とを区別するために注射針で腫瘍の組織を吸い取って検査をします。
治療方法
良性の場合はとくに治療の必要はありません。しかし、腫瘍が大きくなったり、数がふえたりするとき、悪性のものは切除しなければなりませんので手術になります。良性だと判断されたときは、特に治療する必要はないですが、数があまりにも多くなったりかなり肥大したという際は切断したほうがよいでしょう。
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外耳炎
症状・原因
外耳炎を発症しやすい犬の種類は、垂れ耳でしたら外耳道が曲がっているうえにさらに垂れ耳でふたをしてしまい、燥しにくく不潔になっています。犬では スパニエル等の犬は体質的に外耳炎を起こしやすい犬種で、外耳炎で悩まされるケースが多いです。また、シーズー、プードル、柴犬、ウエストハイランド等はアレルギー性の外耳炎が多い傾向があります。外耳については、体外に開口し外の環境にあるために、寄生虫・真菌・細菌などの感染性、アレルギー性などの皮膚炎があります。炎症を起こすと、赤く腫れ・かゆくなる・耳垢も溜まり・異臭を発するなどの症状が現れます。
外耳炎になると、かゆみ、不快感がひどくなり、後ろ足でかくようなしぐさをします。場合によっては、後ろ足のつま先が耳の中に直接入りこんで、皮膚を傷つけてしまい皮膚炎がひどくなることもあります。長く慢性化すれば、皮膚が厚くなってしまい外耳道が狭くなり腫瘍の要因となったりします。炎症がひどくなると、鼓膜から中耳に広がったり中耳炎、それから内耳にまで達し内耳炎になってしまいます。さらに、もう一つダニ等の寄生虫感染があります。普通は、子犬の時に母犬から感染することが多いのですが、時には耳ヒゼンダニに感染した犬に接触して感染することもあります。
空気中に浮遊する一般に「カビ」として知られる真菌や細菌が繁殖することも少なくありません。中でもマラセチアと呼ばれる真菌が有名です。真菌や細菌は普通の生活環境中にどこでも存在するが、通常、皮膚の自浄作用によって繁殖することはあまりありません。犬が何らかの原因で免疫力や抵抗力の機能低下したらおきやすいです。アレルギー性についても、犬の機能低下により何らかのアレルギー性物質に体が過剰反応したりして起きやすいです。
治療方法
検査によって菌を確認できたらそれに合った抗生物質や、抗真菌剤を投与します。耳道に軟膏やクリームの薬剤を使うときには耳毛を抜き、耳をきれいに拭って消毒します(清拭)。
ダニや真菌が発生すると耳掃除ばかりしていても、皮膚を傷つけたりして炎症を悪化させてしまいます。耳垢があれば不健康な状態と考えて、生活改善に取り組むことが治療、予防の第一歩です。犬がむやみに後ろ足でかいたりして皮膚を刺激することは避けてあげ、かゆみを抑えるようにします。
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喉の腫瘍(甲状腺腫瘍)
症状・原因
病気の進行と共に喉の部分が肥大します。 犬の場合、喉部の腫瘍は大半が悪性のものです。
呼吸や食事の際に不具合が起きる症状が見られます。また、この病気が最も発症しやすい犬種はビーグルです。ビーグルを飼われている方は、ぜひ血液検査の際には忘れずにチェックをしてあげてください。
治療方法
外科手術による摘出が 主な対処方法になります。術後、または手術が行えない場合は処方薬によって治療していきます。
甲状腺のみならず、腫瘍は発見が早ければ早いほど治療も簡単ですし、愛犬への負担を軽くできますが、お腹や背中、四肢と違って、喉を触る機会のない飼い主さまは大変多いと思います。日頃のマッサージやコミュニケーションの中で、視覚による体表の異常確認と共に、喉の腫瘍のチェックも行いましょう。
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皮内角化上皮腫
症状・原因
良性の表皮由来腫瘍で,若い雄犬に多いです。通常は単発性ですが,ノルウェージャンエルクハウンドでは多発することがあります。0.5-4cmの直径の隆起した結節状の病変で皮膚表面には穴があいてしまいます。
治療方法
他の腫瘍同様、外科的手術によって患部を除去すれば治癒します。
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血管外膜細胞腫
症状・原因
米国の調査(1966〜70)では、脂肪腫に次いで多くみられ、腫瘍性病変の約10%を占めています。「血管周皮腫」、「血管周囲細胞腫」とも呼ばれます。毛細血管や小静脈の外側を螺旋状に取り巻く血管周囲細胞から発生すると考えられてます。
治療方法
一般的には手術により切除しますが、取り残しが多く再発するとさらに悪性化する場合が多く、部分的に生検して病理診断を行い治療法を決定しますが、広範な切除または断脚が必要であると考えられます。 また、外科的切除のほかに、補助的な療法として放射線療法やドキソルビシンによる化学療法も試みられています。
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扁平上皮癌
症状・原因
皮膚や粘膜をつくる扁平上皮の悪性増殖です。太陽光線による障害、あるいは慢性の炎症などが腫瘍化の引き金になります。老犬に多く、犬の好発部位は肢端、陰嚢、鼻、肢、肛門などの部位で、盛り上がるような増殖性の病変またはびらん性病変が作られます。局所での浸潤性は強いため、広範な切除が必要となります。
治療方法
扁平上皮がんは周囲組織に広がりやすいため、周囲の正常組織を含めて手術によって切除しなければなりません。また、切除部位への放射線療法を必要とすることもあります。
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可移植性性器肉腫
症状・原因
可移植性性器肉腫は、交尾や、性器の臭いを嗅いだりなめたりなどの濃厚な接触により伝播する性器の腫瘍です。品種や性別など関係なく発生しますが、野生犬や放浪犬が沢山いたり、繁殖管理が行われていない犬が多い地域で最もよく発生します。
地域性が強いようです。またメスの方がオスよりも罹患しやすいようです。症状としては、外陰部や陰茎に潰瘍性でカリフラワー様の腫瘤が形成されます。また、生殖器以外にも臭いを嗅いだりなめたりすることから口腔、口唇、鼻腔などにも発生することがあります。細菌の二次感染を起こしていると、深部の粘膜が侵されピンク〜赤色の漿液血液性の分泌物を生じたり、外性器から悪臭を帯びたりもします。腫瘍の転移の可能性はまれで、5%以下と言われています。
治療方法
化学療法剤のビンクリスチン硫酸を週1回、 6週間投与することによって治癒します。このほか、放射線療法も有効です。
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基底細胞腫
症状・原因
皮膚の表皮の一番基底部にある細胞の腫瘍。悪性度が低く、他の組織に転移することは殆どありませんが、放っておくとその場所で徐々に深く浸潤していきます。従ってその治療は切除してしまうことが基本です。
治療方法
腫瘍全体を周囲の正常組織とともに切除します。その結果、腫瘍ががん性の場合でも、それ以上手術を行う必要がありません。腫瘍を完全に切除することが困難な場合には、バイオプシーを行います。
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脳腫瘍
症状・原因
脳腫瘍は、脳に腫瘍ができて、神経に異常を起こす病気です。犬が脳腫瘍を発症するのはごくまれです。しかし、一度発症すると、歩行障害、意識障害、視覚障害、発作、顔をはじめ体中の神経の麻痺や痙攣といった重篤な症状を引き起こします。また、てんかんや水頭症を発症させる恐れもあります。
犬の脳腫瘍には、髄膜腫、神経膠腫、神経鞘腫、頭蓋咽頭腫、星細胞腫、下垂体腫瘍などがありますが、最も多い脳腫瘍は髄膜種です。原発性のものに関しては原因は不明です。転移性のものに関しては、まさにそれが原因となります。
治療方法
治療は薬による化学療法が主流です。腫瘍の場所、状態によっては外科手術を行える病院もあります。腫瘍自体、原因が完全に解明されていない為、予防するのは困難です。定期健診や、早期発見、早期診療が重要です。
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毛包腫瘍
症状・原因
毛包腫瘍は犬の皮膚腫瘍の約5%を占めて5歳以上に多い病気です。組織像から毛包上皮腫、毛母腫に分けられますが、どちらもほぼ良性で治療法も同じです。毛包上皮腫は背部に多くみられ、境界明瞭な皮内のマスで直径は1〜20cmになり、皮膚は脱毛または潰瘍化してしまいます。毛母腫は境界明瞭な硬いマスで可動性で、やはり皮膚は脱毛または潰瘍化します。
治療方法
両方とも悪性化はまれで、外科的手術によって切除すれば治癒します。
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皮膚乳頭腫
症状・原因
皮膚の黒色腫は犬の皮膚腫瘍の中では比較的少なく、黒い犬や年齢を重ねた犬に多いです。頭部・四肢・胸部・腹部・背部に境界明瞭で、ドーム型、黒色の結節ができるものは多くは良性の黒色腫になります。切除すれば、大体の場合は治癒します。ただ口腔内や爪床(爪のつけね)に発生するものは非常に悪性で、発見したときにはリンパ節転移がすでに起こっていれば危険です。
犬のウイルス性乳頭腫は通常3カ月以内に消滅し免疫ができるため、処置は必要でない場合があります。退縮した大きな腫痛は悪臭をするケースがあります。病変が大きければ、凍結手術・電気メスによって治療します。
治療方法
乳頭腫は目障りなこともありますが、切除する必要がある乳頭腫は出血や感染が起こっている場合や、それ以外に問題がある場合のみです。乳頭腫は治療をしなくても、自然に退縮します。皮膚や粘膜を作る扁平上皮の良性増殖したもので、通常はカリフラワー状に盛り上がった病変となります。幼犬にみられる多発型は、パピローマウイルスによるもので、頭部、眼瞼、肢端、口腔に発生します。老犬にみられる単発型になりますと、生殖器に発生し・肢端・頭部・眼瞼・非ウイルス性である。切除すれば治癒してきます。
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肛門周囲腺腫
症状・原因
肛門周囲腺腫とは肛門の周りにある分泌腺に腫瘍ができることです。睾丸から出るホルモンが原因でこの腫瘍が発生し、去勢していない老犬に多くみられます。治療は去勢と同時にこの腫瘍を摘出しますが、若いときに去勢をすることが予防となります。
肛門周囲腺とは、皮脂腺の変化した状態になります。犬の肛門の周囲には腺があり、その中で重要な部分なのは肛門周囲腺です。肛門周囲腺から周辺から起きた癌・腫瘍は犬の癌腫瘍の中で非常に頻度の高い腫瘍で、高齢の去勢していないオス犬に多く見られ、メス犬はあまり発生しません。オス犬の肛門周囲腺腫の多くは良性ですが、メス犬は悪性の癌が大部分になります。
治療方法
肛門周囲腺腹は切除する必要があります。去勢手術によって、肛門周囲腺腫にホルモンが供給されなくなるため、脛奄の増殖速度は急速に低下します。この腺腫を切除するときに去勢手術も合わせて行い、再発を予防します。
主な治療は、摘出手術と去勢手術が行われます。状況により化学療法や放射線療法により腫瘍を小さくなってから手術を行う事もあります。肛門周囲腺腫では、良性でも悪性に変化することが多いと言われています。
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膀胱移行上皮癌
症状・原因
犬では膀胱に最も発生しやすく、老犬に見られる病気です。血尿等などの症状により慢性膀胱炎の症状が続いて、動物病院で尿を調べて検査結果で癌細胞が発見されます。年齢を重ねた犬に比較的、多く発症する腫瘍です。膀胱の慢性的な炎症が引き金になっている可能性があります。犬の膀胱炎は長引かせずに早めに診察しましょう。
治療方法
発生部位によっては膀胱を一部切除することも可能ですが、大部分は尿道が出流れて出て行く部分に、発生し切除できないケースになります。腹腔内に転移することもあり、化学療法はあまり効果はありません。
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前立腺膿瘍
症状・原因
前立腺肥大は、前立腺が肥大してしまい進行する事により組織内にすき間ができ、そこに体液や血液が溜まってしまう症状です。また前立腺膿瘍とは、前立腺嚢胞からさらに状態が悪化したもので、感染症を起こして化膿して膿がたまる症状です。犬の日常生活の中で見られる行動として、普段よりオシッコの回数が多くなる、いつまでもオシッコをする姿勢のままで、その場にいたりする事が見受けられます。この様な症状を飼い主さんが気づかないで放置しますと、膀胱炎から腎臓炎を起こし尿毒症へと進行してしまいます。
症状は、尿とは無関係に尿道から分泌物、膿などがでることがあります。また腫れた前立腺による妨害で排尿や排便が困難になることもあります。腹部を押すと痛がり、発熱、食欲不振などもみられる。雄の尿道の上部に前立腺という器官があり、肥大したり、細菌感染が起こることもあります。膿がたまって膿瘍(のうよう)となるものも多いようです。大きさは犬種や年齢によって異なってしまいますが、ホルモンバランスなどによっても影響されます。
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血管腫
症状・原因
腫瘍の唯一の治療法は外科的切除で、悪性度を確認するために、術後の組織標本を詳しく調べます。予防方法は、前立腺肥大などの前立腺疾患は精巣ホルモンとの関連性により発症が高くて、去勢していないオス犬が約6から7歳以降の年齢になると発症しやすいです。五歳前後までに去勢手術を受けていれば予防対策に役立ちます。
血管が存在する全身の組織で骨や中枢神経・口腔・膀胱・鼻腔・等にもいろんな場所で発症します。犬が血管肉腫する発生平均年齢は9〜10歳で犬の種類はシェパード起きやすいです。犬の性別差ではオスの方が比率的に多いです。短い毛の犬で皮膚組織がない種類で腹側腹部や陰嚢の皮膚に高頻度に発生しやすい。ダルメシアンやビーグルなどは本肉腫の皮膚発生リスクが高いとも考えられます。
治療方法
ただ去勢したからといって、必ず前立腺肥大などを予防できるわけではありません。再発を繰り返したり致死性の高いケース・悪性の前立腺腫瘍の場合には、去勢の有無と発症とに関連性は乏しい。去勢するしないかは、飼い主と獣医師とで相談してから冷静に判断してください。愛犬が六歳前後になれば、従来以上に健康管理に注意し、血尿・排尿障害・排便障害などの症状があれば、直ちに動物病院で診断を受け、早期に適切な治療を行うことが大切です。
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腹部の腫瘍
症状・原因
消化器や泌尿器などの、体の中の臓器にできる腫瘍です。症状が現れにくいため、発見が難しく、気づいた時には手遅れになっていることもあります。平滑筋腫を除くと、悪性であることが多いです。
症状は腫瘍のある場所によって多少異なりますが、元気がなくなる・吐く・下痢をする・嘔吐や下痢等の排便排尿障害・体重減少・腹部の膨張です。膀胱ガンや直腸ガンなどは、血便や血尿があるので比較的早期に発見できます。
治療方法
ガンを切除し、その後は抗ガン剤を与えるなどの化学療法をおこないます。膀胱ガン、直腸ガン、子宮ガンなどは、血尿、血便、膣からのおりものがあるため、飼い主が気づきやすく、早期の手術によって治すとができますが、犬のガンの完治は難しいとされています。
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口腔の腫瘍
症状・原因
口腔の腫瘍は歯茎や舌、口の粘膜などにできる腫瘍です。しこりの他に、口臭やよだれの増加、口からの出血といった症状がおこります。 良性の腫瘍にはエプリス、乳頭腫、骨腫などがあり、悪性の腫瘍には悪性黒色腫、扁平上皮癌、線維肉腫などがあります。遺伝的や日常の生活習慣・口腔内の不衛生が原因のひとつとされています。
副腎を摘出したために副腎皮質ホルモンが分泌されなくなったり、副腎が出血したり腫瘍ができた事により、ホルモンの分泌量が少なくなった時に表れます。またストレスを強く感じたときに発症しやすいので飼い主さんが、起きないようにケアしてあげましょう。
治療方法
ガンの場合にはしこりだけをとっても治りません。命を救うためにはアゴの骨もふくめてガンを切除します。その後抗がん剤などの治療も続けます。
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皮脂腺腫
症状・原因
皮膚の中や限の周囲にできる腺腫は、油脂を分泌する皮脂腺から発症するため皮脂腺腫と言われます。皮脂腺(ひしせん)は、皮膚の毛根部分にあって、体表の脂を出す部位です。そこの出口がつまってしまって、中で化膿を起こしたり、しこりになってしまったものが皮脂腺腫です。老犬に多い疾患です。
良性の腫瘍に分類されます。小さな腫瘤が多発するケースがあります。皮膚の腫瘤以外の症状は少ないものの、稀に二次的な炎症・感染を誘発する事もあります。犬の皮膚の腫瘍のうちの約5〜35%ぐらいを占めています。
治療方法
腫瘍の転移はまれですが、局所再発は多いため、広範な外科的切除が有効な治療です。治療は手術によって切除します。再発は特にありませんが、多発することが多いので別に新しい腫瘍ができることがあります。
去勢手術をしていないオスでは、ほかの腺腫である肛門周囲腺腫が、肛門周囲の腺組織から発症します。皮脂腺腫は被毛をもたないで、分葉状に増殖しますが、直径2cm未満です。良性の腺腫のようにみえる腫瘍が、悪性の腺がんであったケースもあるので、しっかりとした検査や経過観察が必要です。
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骨肉腫
症状・原因
骨腫(骨にできる腫瘍)のひとつで、完治の難しい悪性腫瘍(ガン)です。7、8歳ぐらいの大型犬が特になりやすく、発症した場合、肺に転移して悪性腫瘍が増え、急速に悪化していきます。症状としては、跛行(足を引きずる)がみられ、患部を触ると激しく痛がります。
原因は、はっきりと分かっていないものの、過去に骨折したことがある犬や、体重が重い大型犬がよく発症するため、骨に対する負担が原因ではないかと言われています。大型犬の発症は、中・小型犬の8倍といわれています。
若い年齢の犬でも、発生もあり、特に原発性の肋骨骨肉腫になると成犬に発生しやすいです。約75%は四肢に発生し、残りがその他の骨格(下顎、上顎、脊椎、頭蓋骨、肋骨、鼻腔、骨盤等)に認められます。初期段階で放置すれば、すぐに肺に転移し、1年もたたないうちに生命の危険があります。
治療方法
もっともよく行われる治療法は、再発と転移を防ぐ為に腫瘍ができた骨の上位にある関節部からの外科的手術による切断です。手術の他、抗がん剤の投与などが行われます。予防には骨を支える筋肉を適度な運動で発達させることや肥満にならない為の栄養管理が大切です。
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黒色腫(メラノーマ)
症状・原因
黒色腫(メラノーマ)は皮膚にできる黒色状の病変です。良性(メラノサイト−マ・悪性(マリグナントメラノーマ)で分かれています。「黒色腫」はその名の通り、基本的に腫瘍の色が茶色から緑黒色ですが,中には色素のないものもあります。色素の濃さは必ずしも悪性の強さを表してはいるわけではありません。一般的に黒色腫(メラノーマ)は口腔内・眼球・皮膚・指等にみられます。口腔や指に生じるものは悪性がほとんどです。
皮膚の黒色腫は、犬の皮膚腫瘍の中では比較的少なく、黒い犬、老犬に多い傾向があります。頭部、四肢、胸部、腹部、背部に境界明瞭なドーム型黒色の結節ができるものは多くは、良性の黒色腫です。メスよりもオスの発症が多く、平均発生年齢は9〜11歳です。皮膚の色素沈着度が悪性黒色腫はリンパ行性および血行性に早期に転移し、黒色腫と診断された時点ですでにリンパ節や肺に微小転移に存在することが多いです。
通常は切除することで治癒しますが、口腔内や爪床(爪のつけね)に発生するものは、非常に悪性で、発見したときにはリンパ節転移がすでに起こっていて手遅れのこともある怖い病気です。
犬のメラノーマの原因には加齢・紫外線・放射線・化学的癌物質・刺激物質・ホルモン・ウィルス・遺伝性・免疫不全等挙げられています。
治療方法
一般的な治療法としては、扁平上皮がんの場合と同じように、周囲組織を含めて切除します。がん細胞を確実に破滅させるために、悪性黒色腫の切除後に、術部とがんが広がっている部位に放射線療法を行うこともあります。
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皮膚組織球腫
症状・原因
犬の皮膚組織球腫は、主に1,2才の若い犬に見られる変わった腫瘍です。 皮膚組織球腫は、犬の特有の皮膚の腫瘍になります。他の動物たちでは認められません。一般的に腫瘍は老齢の動物の病気と考えます。ただ長生きした老齢の犬よりも、若い犬に多く発症します。
症例の50%は年齢1〜2才未満のワンちゃんに発生しています。また純血種犬の方が雑種犬よりも発生率が高いです。耳翼が最も好発する部位ですが、四肢、首、頭などにも出現します。大多数は、1〜2cmで、単発性です。この腫瘍の場合、自然に消失してしまうことがあります。
治療方法
組織球腫のなかには外用コルチコステロイド剤で縮小し、消滅するものもあります。しかし、組織球腫よりも厄介な肥満細胞腫との鑑別診断を厳密に行うために、ほとんどの場合には外科的切除を必要とします。
成長が速くて悪性疾患と考えるかもしれませんが良性の腫瘍です。この腫瘍の周りにリンパ球が、集まり自然に消えます。しかしあまりににも大きい場合や、部位によっては手術によって切除します。切除した部位から再び起きたり別の部位に新たに腫瘍が発生する事もあります。多発性も、まれに報告されていますがその場合も、大体が治療しなくても約8〜12週間で消失します。
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肥満細胞腫
症状・原因
肥満細胞は、皮膚の血管や筋肉の周辺辺り・内臓の周辺を始めで・体のあらゆる組織にあります細胞です。虫刺に刺された・花粉等・外部から動物の体に侵入する「異物」を感知した時に、ヒスタミンなどを放出します。ヒスタミンは患部に炎症を起こすことによって、免疫機能を強めて、異物を退治し、鼻水により外に押し出して、動物の体を守る重要な働きをしています。
肥満細胞が腫瘍になったのが肥満細胞腫で、高齢期の犬に発症しやすい病気です。脾臓や腸管などに大きな腫瘍ができれば、ヒスタミンがたくさん放出されてしまい胃潰瘍になったり出血によって貧血状態に陥る時があります。臓器(特に肺が多い)への転移は死を招くことにもなります。
発症しやすい犬の種類はボクサーやブルドッグがかかりやすく、四肢・会陰部・頭部・首などに発生します。また、80%以上に胃や十二指腸の潰瘍が発見されるのが特徴です。診断は比較的簡単で、多くは針による吸引バイオプシーにて判定できます。大きく腫瘍の部分を手術で切除する治療が、一般的です。
治療方法
満細胞腫は外科的に切除して、病理検査を行います。がん性の肥満細胞腫には、これ以外に化学療法や免疫療法を行います。肥満細胞腫と考えられる症状が発症した状態なら血液検査・組織検査・およびレントゲン検査などによって細かく詳しく診断する。腫瘍自体が小さく分化型してあり皮膚の特定の部分のみでしたら外科手術により腫瘍を切除します。
ただし四肢や頭部に腫瘍を発見したなら、切除するのが厳しくできないのです。腫瘍の境界が不透明なら外科手術のみでなく、化学療法や切除した腫瘍周辺の組織への放射線治療を併用するのが必要です。
体のあらゆる箇所に同時多発的に発症や転移を起こしていたなら、外科手術や放射線治療も効果がでにくいので、抗がん剤およびステロイド剤などを投与する化学療法がメンイとなってしまいます。
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乳腺腫瘍
症状・原因
乳腺腫瘍とは、雌の乳房またはその付近の皮下に様々な大きさの「しこり」が発生する病気です。犬には比較的多い病気の1つです。 発症メカニズムには不明な点も多いのですが、若齢で避妊手術を受けて卵巣を摘出すると発生率が低いのに対し、発情を繰り返した未避妊の高齢犬ほど発生率が高くなることから、卵巣ホルモンとの関係が密接な疾病と考えられます。
腫瘍の腫大化や複数の乳房への転移によって気づくのが通例で、初期には疼痛の様相はほとんど認められません。腫瘍が自潰して化膿すると悪臭を放ち、また他臓器(特に肺が多い)への転移は死を招くことにもなります。
良性/悪性の割合はほぼ半々で、形態的には腫瘍の増大速度、周辺リンパ節への転移の有無、筋に固着か可動性か、硬さ、限局性か否かなどの相違があり、最終的には病理組織検査によって判別がなされます。
治療方法
治療は良性/悪性を問わず外科的療法が主で、他に放射線療法やホルモン療法なども試みられていますが、常に再発や転移の危険が伴うことを忘れてはなりません。予防には早期の避妊手術が最も有効です。他の婦人科系疾病の予防も兼ねて、若いうちに避妊処置しておくのもよいでしょう。
早期発見は簡単です。5歳以上の犬を飼っている場合には、月に1回でよいですから、お腹をなでるついでに乳腺をやさしくつまむようにして、しこりの有無を確認してください。なお、1歳前後で避妊手術(卵巣の切除)を受ける事により、乳腺腫瘍になる確率は大幅に減ります。早期の避妊手術が最大の予防法ということになります。ただし、2歳半以後に避妊手術を受けても、乳腺腫瘍の予防効果はないといわれています。
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脂肪腫
症状・原因
犬の脂肪種は簡単に言うと、脂肪の塊です。主に、体表面や四肢にできやすいもので、高齢犬に多く発生します。触る事で確認できます。ですが、良性の脂肪腫であるのか悪性の脂肪肉腫であるのかは、病理組織検査を行わないと分からないので、必ず検査をしてもらいましょう。
犬の脂肪腫の多くは皮下に発生します。筋肉の間や場合により体腔内に見つかる時もあります。脂肪腫は皮下脂肪や筋肉の中にある脂肪組織が、増殖して大きな脂肪の塊になったものです。一般的に、脂肪腫は良性・脂肪肉腫は悪性という区分がされています。
犬の脂肪腫は痛みなどの症状はなく、こすれてしまう、生活の邪魔になる、という事がない限りは特に治療の必要はありません。ただし、脂肪種は大きく成長してしまうことが多く、見た目にも明らかになるので、体調と相談して、切除や内容物の吸出しを希望される方もいるようです。
治療方法
脂肪腫は基本的に良性の腫瘍なので、絶対に手術をしなくてはいけないことはありません。脂肪腫が動きを妨げて急速に大きくなる・とても目障りである、歩行困難になるという場合には、手術をします。残念ながら、予防法は確率されていません。
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リンパ腫
症状・原因
リンパ腫とは犬、猫ともに最もよく見られる造血系腫瘍です。骨髄中でリンパ球がガン化してしまうと、腫瘍性リンパ球が増殖するため、他の血液細胞の増殖を抑制し「リンパ球性白血病」の状態になります。リンパ腫は骨髄ではなく、リンパ組織がガン化するので、リンパ組織のある所なら何処でも発生します。
犬では体中のリンパ節が腫れる「多中心型リンパ腫」が一番多くみられます。そのほか胸の中のリンパ節が腫れて、胸の中に水が溜まる「縦隔型(胸腺型)リンパ腫」や腸管のリンパ組織がガン化する「消化器型リンパ腫」などもあります。
「リンパ腫」と「リンパ球性白血病」は似ているようで異なる病気です。簡単に言えばリンパ腫のほうが治療反応もよく、白血病より予後(病気の経過)が良い傾向にあります。とは言え、リンパ腫にも病気の進行程度(臨床病期)があり、臨床病期が進行したものほど合併症等が多く、治療が困難になります。タイプによっても予後が異なります。「消化器型リンパ腫」は「多中心型リンパ腫」に比べ予後が悪い場合が多いです。
治療方法
患部のリンパ節を手術で切除します。体の小さな犬では、化学療法によって寛解が延長され、ときにはそのまま娃持されることもありますが、大型犬にはほとんど効果はありません。
がん細胞のなかでも、とくにリンパ腫およびリンパ肉腫には、炭水化物で異常増殖する細胞があるというデータがあります。よって、炭水化物を豊富に含む食事を避け、かわりに高脂肪の食事を勧める場合もあります。この種の食事は味もよく、高エネルギーです。高脂肪の食事を長期固犬に与えることによって、脂肪を自身のエネルギーに利用できなくなったがん細胞は、死滅する可能性があります。
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精巣腫瘍
症状・原因
精巣は、男性ホルモンを分泌して体格や性格を雄らしくしたり、精子を作ったりする雄特有の臓器ですが、その部位に腫瘍が発症してしまう病気です。 精巣(睾丸)の腫瘍は、犬では人間よりも発生率が多くみられます。腫瘍細胞の増殖によって精巣がふくれあがることもあります。
症状に痛みなどはありません。実際に犬の精巣部分を触ってみた時に片側より明らかに大きいなどで発見します。腫瘍の細胞が分泌する女性ホルモンのせいでメス犬にみられます。脱毛や前立腺もはれることがあります。オスなのに乳腺がはってきたり、オス犬が発情期のメスに対するしぐさをした時なども考えられます。 悪性の割合は、精巣の腫瘍は大きさにより主に3種類に分かれますが、おおよそ約5〜20%の割合で悪性になってしまいます。
治療方法
間細胞腫は雄のホルモンを生産する細胞の腫瘍ですが、通常良性であり、去勢で治癒します。全身の脱毛がひどいケースでは、それがなくなって落ち着くまでに約週1回の間隔で男性ホルモン薬を投与するときもあります。
腫瘍は放っておくと徐々に大きくなっていくので、なるべく早いうちに摘出した方がいいでしょう。中高年で起きる事もあり、腫瘍が大きくなって高齢になってからではそれだけリスクが高く生命の危険と重なってきます。若い頃に去勢手術をしておくことにより、発症を無くさせることができます。陰睾の時には腫瘍が起こりやすい部位なので、体力のあります若い時期に手術するのが予防への一歩です。
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トキソプラズマ症
症状・原因
トキソプラズマ症の感染源となる虫卵(オーシスト)は、トキソプラズマに感染したネコが、一定期間、フンと一緒に排泄されます。人間を含むその他の動物にも感染する可能性があるので家庭内で十分な注意が必要です。犬の感染の可能性としては、豚などの生肉を食べた、猫の便を食べたなどが考えられます。通常は感染しても症状はでませんが、犬の免疫が異常に低下した場合、トキソプラズマの活性化が起こり病気となってしまいます。下痢などの消化器症状、筋肉の脱力、呼吸困難などが代表的な症状です。病院では感染しているかどうかの抗体検査が可能です。
治療方法
コクシジウム症と同様に、潜在性の原虫感染症の影響で起こる細菌感染を抑えるために、抗生物質を使用することがあります。
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犬条虫症
症状・原因
ノミが中間宿主となって寄生する犬条虫は、よほど重症でないかぎりはっきりした症状を表さないのですが、肛門から犬条虫の片節が出て、床に落ちていたり、犬がかゆがったり、お尻をひきずって歩くといった症状がみられます。
治療方法
駆虫薬を飲ませる、または注射により投与します。あとは必要に応じての対処療法を行います。
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鞭中症
症状・原因
犬鞭虫という長さ5cmぐらいの虫が、腸に寄生する病気です。寄生が少ない場合は、ほとんど症状はみられません。寄生数が多いと軟便や下痢などの消化器症状がみられます。鞭のような形をしたイヌ鞭虫が原因です。外界に排泄された虫卵が口から摂取されて感染します。
治療方法
鈎虫や回虫と異なり、鞭虫はたくさんの卵を産みません。そのため、虫卵の検出による診断は困難です。駆虫剤による治療は毎月1回行い、最低でも3か月はつづけます。
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犬鉤虫症
症状・原因
犬鉤虫症(いぬこうちゅうしょう)と読みます。文字通り鉤状の歯?をもった寄生虫です。沢山の種類があり、犬鉤虫以外では人間に感染する可能性のある物もいます。体長は2cm程度で、鉤状の歯をもち犬の腸内に寄生し吸血して成長します。経口感染による感染が主ですが、皮膚組織を食い破り体内に侵入する場合もあります。経口感染の場合は、糞便の中にあった卵がおよそ一日で孵化し、それが犬の体内に入り、腸内で成長していきます。
皮膚から侵入したものは、一旦肺に行き、咳と共に体外に排出された物が、再び口の中から戻ってきます。腸内の虫はおよそ3週間で卵を生み、糞便の中に排出されます。 食欲不振、腹痛などの症状に加え、消化器の出血が見られる場合があります。小腸からの出血では便がタール便となり、下部の出血では、血液のついた便が出ることもあります。鉤虫による吸血が進むと、貧血などを伴います。ひどい場合には、この貧血や、栄養障害によりきわめて重篤な症状に陥る事もありますので、特に子犬には注意が必要です。
治療方法
駆虫薬で十分治療が可能です。また、環境の清掃も重要になってきます。
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フィラリア症(犬糸状虫症)
症状・原因
フィラリアという寄生虫が蚊を媒介にして愛犬に感染してしまう病気です。
既にフィラリアにかかっている個体から蚊が血を吸う→固体の中からフィラリアの幼虫が蚊の体内に移動する→体内にフィラリアの幼虫を宿した蚊が愛犬の血を吸うと同時に、フィラリアの幼虫を愛犬の体内に入り込む、という流れをおうため、蚊を媒介しないで感染する事はまずありません。
体内に感染した幼虫は次第に成長し、新たな子供を産むために心臓に住みつきます。これによって愛犬は血液の流れが悪くなり、様々な病気を起こします。
感染当初は症状がない場合が多く、年月の経過と共に、息が荒くなり、咳をしたり、動きたがらなくなったり、腹水でお腹が膨らんできたり、ついには失神するといった症状が出てきます。さらに肺高血圧症にかかった場合は他の臓器の機能不全を招きます。急性の大動脈症候群にかかった場合は循環不全に陥り、血尿、呼吸困難といった症状が起こります。特に急性の場合は直ちに獣医の診察・処置を受けないと、わずか数日で命を落とす恐れがあります。
治療方法
症状の度合いや、対象の状態にもよりますが、早期のものであれば内科療法を用いて、薬や注射で対処します。フィラリアが起因して愛犬の体に別の症状が出ている場合はその対処も行います。また、急性の場合には外科治療によりフィラリアを摘出します。ただし、もしも無事に治療が完了しても、フィラリアが住みついた事によって傷ついてしまった心臓や内蔵が元に戻るわけではありません。その後も獣医の指示に従って然るべき対応をしてあげてください。例外として、老年などにより愛犬に手術を行えない場合は食事療法と薬を用いて、咳を抑えたり、腹水を軽減するという対処療法を行います。
フィラリアは予防薬で予防できる病気です。獣医師の指示に従って、決められた期間中、決められた量を必ず与えてください。もちろん定期健診の際には愛犬が間違いなく感染していないかどうかをちゃんと検査してあげてくださいね。
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回虫症
症状・原因
回虫は、ミミズを白くしたような、長さが7〜15cmぐらいの虫です。糞便中に排出された虫の卵は、外界で発育して成熟卵となり、犬が口から食べ物などといっしょに飲み込むことによって感染します。この成熟卵が小腸でふ化して子虫となっていきます。口から感染するので、経口感染といいます。
なお、妊娠している犬が感染していると、体内を移動している子虫が、母犬の胎盤を通して胎児の腸管に移動します。これによって、生まれてくる子犬感染します。これを、胎盤感染といいます。
経口感染した犬回虫卵は、腸内で子虫となり体内を移行し、最終的には腸に寄生するようになります。成犬ではあまり寄生がみられないのは、免疫ができていると言われているからです。犬小回虫卵は子虫になっても体内移行せず、腸内で成長しますので成犬でも寄生しています。
犬回虫は子犬が母犬の胎内に居る時に胎盤感染しますから、新生子ですでに回虫が寄生していることも多いようです。子犬の症状として、腹部の膨満、貧血、嘔吐、下痢を起こします。多数寄生していると腸閉塞やけいれん、麻痺などの神経症状が認められます。
治療方法
駆虫薬を飲ませます。投与は1回だけでなく、必ず投与してから2週間以降に再検査をおこないます。駆虫によって、症状は改善されますが、体力を回復させるために整腸剤などで対症療法をおこなうこともあります。
虫卵は高温と乾燥にとても弱くて、新鮮な便の中の虫卵は動物に感染できるようになるまでに潜伏期間で約10日間ぐらいです。犬の便は速やかに処分し、乾燥と清潔を保つように飼い主さんが心がけてください。同時に野生のネズミなどとの接触がありそうならば、駆除を行うことで予防効果ができます。
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マダニの寄生
症状・原因
春〜夏の季節で、自然の多い地域で飼われている犬に発生するのがマダニの寄生です。マダニは、木や草の葉先に生息し、犬がそこを歩いた時に付着してしまいます。自然が多い場所でなくても都会の公園や道路沿いの新しい植え込みや芝生から犬に移るケースもあります。犬の被毛に付着したダニは皮膚の柔らかい部分を口吻してから差し込んで吸血します。犬の体表にアズキ大から大豆大の光沢のある赤黒い色をした虫が皮膚に、しっかりと食い込むように付着していたらマダニです。付着して血を吸ってない場合にも、2〜3ミリのすばやく動く小さな虫ですが、血を吸って体を大きく膨らみます。
マダニは、目のふち、耳の付け根、頬、肩、前足に寄生することが多く、ときには、足の裏にも見つかります。普通は2〜3匹の寄生ですが、ときには、1匹の犬に数十匹〜数百匹も寄生していることがあります。少数のマダニが単に犬の血を吸うだけなら、それほど大きな害はない。問題は、犬の命にかかわる「バベシア」という病原体(原虫)を伝播することです。
バベシアは、マダニの吸血の際に犬の血管内に注入され、それが赤血球内に侵入し、さらにそこで細胞分裂によって増殖を繰り返し、赤血球を破壊。そして再び新たな赤血球に侵入して、その数を増やしていく。体じゅうの細胞に酸素を供給する役割を担う赤血球がどんどん壊されていけば、衰弱が進行して、ついには全身性の酸素不足状態からショック状態に陥り、一命を落としてしまう場合もあります。
治療方法
治療方法は、犬の皮膚に1匹以上のマダニがみつかれば、マダニの寄生があると診断されます。マダニを取り除くには、ピンセットでゆっくりと引き抜きます。その際、ダニが食いついている根元からとってやらないと、ダニの頭部が皮膚に残ってしまいます。マダニの血液は人に対して危険な生物を含んでいる可能があるので、必ず手袋をして作業しましょう。マダニを取り除いたあとは、かまれた部位を消毒剤で拭きます。
マダニに大量に寄生されている場合や、繰り返し寄生を受けるケースでは、ダニ対策用の外用薬や寄生虫の感染を防ぐ薬剤、あるいは寄生虫を殺す抗生物質などを定期的に投与し、駆除と予防をおこないます。地域によって、赤血球に寄生する原虫(バベシア)や人間にも感染する病原菌の中間宿主となります。吸血してふくれたマダニを見つけてこれを除去する時、決してつぶさないようにしテッシュペーパーなどでしっかり包んでから処分して下さい。
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バベシア症
症状・原因
ダニを介して原虫が血液に入って貧血を起こし、ひどい場合は死に至る犬の病気です。残暑と適度な雨量によってダニの発生に好条件となったことから、市街地の一部でも発病するようになりました。治療法が充分には確立されておらず、強い薬の副作用で死ぬケースもあり、獣医師らは飼い主に注意を呼びかけられています。バベシア症は、フタトゲチマダニなどに寄生する原虫が犬の血液中の赤血球内に入って感染します。食欲不振やふらつきなどの貧血症状を起こし、歯茎などが真っ白になるという症状がみられます。
治療方法
検査で寄生体が確認された場合は、貧血に対する補助治療とあわせてバベシアに対する薬物治療(抗原虫剤とステロイド剤)を行います。薬物は急速に寄生体を死滅させるものではありませんが、数を減らし犬自身の免疫が感染をコントロールできるようにします。また、犬の皮膚に付着しているマダニをつぶさないようピンセットでつまみ取って駆除します。
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カルシウム代謝の異常
症状・原因
症状は、犬が神経質になったり、運動失調・ぐったりするなど。また、水をよく飲んだり尿の量が増えたりします。上皮小体に傷がついたり、細菌に感染したり、腫瘍などができるとその働きが低下して、血液中のカルシウムの濃度が低くなり発症します。
治療方法
上皮小体機能低下によって、血液中のカルシウムの濃度が低くなってしまっているので、カルシウム剤を投与して、場合によってはビタミンDを与えます。
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ハインツ小体性溶血性貧血
症状・原因
「玉ネギは刺激が強いので与えない方がよい」のは、どうしてなのでしょうか。それは貧血が起きるからです。玉ネギを摂取すると、ヘモグロビンは酸化し、形が変わります。通常、球体であるヘモグロビンはギザギザした刺のある形に変化し(ハインツ小体)、血管内で赤血球等の邪魔をしてしまうのです。赤血球が、ハインツ小体に引っ掛かると溶血し、貧血が起こります。ハインツ小体は「玉ネギ」の他に「風邪薬(アセトアミノフェンを含むもの)」や「ニラ」、「ニンニク」等でも生成されます。
治療方法
一般的には原因原因となっている病気を治療します。貧血が激しい場合には輸血も行われることがあります。薬物中毒の場合には,別の薬物を投与して治療します。
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糖尿病性ケトアシドーシス
症状・原因
糖尿病性ケトアシドーシスとは長い間糖尿病を放置しておくと、血液中のケトンとよばれる物質が著しく増える事があり、この物質は体に有害なので、下痢や嘔吐などの症状があらわれるほか昏睡状態におちいる事もある、危険な病気です。
治療方法
治療は緊急を要します。まず即効性タイプのインスリンを注射します。また輸液をおこなって体内の電解質(ミネラル)のバランスを調整します。
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溶血性貧血
症状・原因
溶血性貧血とは、赤血球が何らかの遺伝性素因で循環血中赤血球の崩壊が亢進する再生性の貧血です。先天性(遺伝性)、後天性とあります。赤血球膜の異常・赤血球酵素の異常・酵素異常・膜異常・異常ヘモグロビンなどが起こります。赤血球自身の異常により赤血球が破壊されやすくなるのが原因です。後天性は抗体によるものや血管壁、血流など赤血球以外の原因で起きるものが多いです。
一部の細菌は、赤血球を破壊する強力な毒素を産生し、重い感染症では、溶血性貧血を続発することがあります。遺伝性の遺伝子欠損によっても子犬に溶血性疾患を起こすことがあります。なかでも最も多い原因は、体の免疫系が、まちがえて自分自身の赤血球を攻撃することで、これを免疫介在性溶血性貧血と呼びます。動悸・息切れ・全身倦怠感・いらいら感・めまい・耳鳴り・頻脈などが起きます。
治療方法
速やかに適切な治療を開始していく必要があります。治療薬の中心は副腎皮質ホルモンとその他の免疫抑制剤です。このほかに輸液、輸血、酸素吸入、脾臓摘出手術なども実施されることがあります。
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免疫介在性溶血性貧血
症状・原因
免疫介在性溶血性貧血は赤血球表面に、免疫抗体が結合して、赤血球が破壊されるために起こる貧血のことです。自己の赤血球そのものに、免疫反応が向けられた場合と、赤血球に付着している何らかの物質(たとえば薬物など)に対して、免疫反応が起こっている場合とがあります。
どちらにしても、赤血球の表面に抗体という免疫物質が結合してしまいます、そのような赤血球は脾臓や肝臓で破壊されたり、あるいは血管の中を流れながら破壊され、その結果貧血となってしますのです。症状は貧血の進行の早さによって症状は変わります。貧血のために口の粘膜の色は白くなり、元気がなくなってきます。
2〜8歳の犬に多く、雌では雄の3〜4倍の発生率です。初期症状は、寒がる、食欲不振、落ちつきがない、運動時疲れる、脱力などで貧血特有の症状というわけではありませんが、歯茎が白っぽい、白い犬で皮膚のピンク色がなくなるなどが起こった場合は、貧血を疑ってよいでしょう。
まれですが赤色尿や黄疸もみられます。また消化器症状(嘔吐、下痢)なども起こる場合があります。状況によりにも血液を固めるのに必要な血小板も一緒に減少することがあります。このケースでは皮膚や粘膜に点状出血や紫斑がみられて、血便や黒色便もあります。その他の症状としては、常にみられるとは限りませんが、呼吸が速くなる・四肢が冷える・鼻、耳の先端、足の先が紫色になり、壊死したようになることもあります。
治療方法
感染、抗生物質投与、腫瘍などによって引き起こされるものと、原因不明で起こるものがあり、原因不明のものがおそらく真の自己免疫性と考えられます。原因があれば治療を行いますが、同時に免疫抑制剤を使った治療を行う、すぐに改善傾向がみられない場合は複数の薬を使ったり、輸血を行うこともあります。
また貧血やストレスを避けるように飼い主さんもしっかりケアをして下さい。急性症のケースでは、容態は短時間の内に悪化するので酸素吸入や集中的な治療が必要となるようになります。犬の貧血が激しければ輸血をする治療もあります。
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低血糖症
症状・原因
低血糖を起こした犬は、虚弱化し不安症状を示します。血液中の糖が下がりすぎると、体細胞はおもなエネルギー源を失います。低血糖はさまざまな原因によって起こりますが、もっとも多い原因のひとつとして、糖尿病の治療中の犬へのインスリンの過剰投与があります。インスリン分泌性腫瘍もその他の原因として考えられます。
老犬に、低血糖症が発生することが多く見られます。近頃なんとなく元気がなかった・歩行時に腰がふらつく時には、老化現象と単純に飼い主さんが判断しないで、低血糖症について疑ってみる必要もあります。
食後に吸収された栄養素のために血糖値が上昇しますが、その時には「インシュリン」というホルモンが膵臓から分泌されて血糖値を下げたり、細胞内部に糖を取り入れて細胞がエネルギーとして利用できるようにするなどの重要な働きを担っています。
食事を取らずに激しい運動をする・エネルギーの消費が激しいという場合も、今度は逆に血糖値を上昇させるメカニズムが働きますので、インシュリンが同じく血糖値を一定に安定させようと働きます。この体内のシステムにより一定のレベルを保つようにできている血糖値が、なんらかの異変によって低くなったのが低血糖です。
治療方法
子犬の低血糖症はブドウ糖を与える事によって治療します。また成犬であれば食餌をすると一般的に症状がおさまります。すい臓の腫瘍で低血糖になったときは腫瘍の治療をおこないます。
基本的に薬を用いた内科治療をします。薬品としては血糖値を上昇させる作用のある副腎皮質ホルモン製剤であるプレドニゾロンを使用します。この薬を使用する事によって血糖値を上昇させる作用と病気による血糖値の低下とを拮抗させて、可能な限り生活に負担なくて血糖値を維持するようになります。
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