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「5番目の犬 てん」

スタッフ小山です。

私の飼った犬シリーズも4番目で最終章かと思いきや。
まだ続くことになりました。

「てん」処分所で殺されるギリギリのタイムリミットでレスキューされた 子です。

突然ですが 犬飼いの皆さんはどうやって犬を飼うことになりましたか?

・ペットショップで
(確かに見に行くとカワイイし小さいし、飼いたくなってしまいますよね…  でも私は絶対に行きませんが)

・ブリーダーから
(その犬種が好きというこだわりと信頼があればいいかと)

・保護施設から
(ペットショップに行く前に…この選択を選んでもらえたら嬉しいんですが)

今までの私は、オーストラリアン・シェパード(略:オゥシー)って犬種にと ことん惚れ込んでしまい、はなと出会い、ますますオゥシーにハマり、オゥシー 飼いの仲間もたくさんできて、その仲間からまるを譲ってもらいました。

はなが死んでしまったとき、はなは全身全霊を持って私達家族に一生懸命生きる 姿や命の大切さを教えてくれました。
その姿に「これからは犬種になんてこだわらず、犬の命を一匹でも救ってあげよう」 と子どもたちも強く思うようになり、もし次に犬を飼うことになるならレスキュー されたり、保護犬であったりする子を家族に迎えようと話をするようになりました。

はなが死んでしまって、まるにもいろいろあり(4番目の犬〜まるで紹介)落ち着く まで1年くらいかかりました。

はながいない1年を過ごし、お正月を迎え、まだ寒い2月初めにみんなで保護施設を 見に行くことにしました。 そこには成犬は庭である程度の場所を与えられて外飼い、子犬達はせまいゲージに 閉じ込められて何段も積んで一つの部屋に置かれていました。

猫は家の2階部分の部屋を猫部屋に使って、そこで保護されているようでした。 正直言って、衛星的には良くない環境でした。

子犬が詰め込まれている部屋に入ると、一斉に鳴き始め、うるさいのとクサイので 動転してしまい、どの子を連れ帰るかなんて、ゆっくり見ようなんて余裕は全く無い 状態でした。

そんな状態でも目に留まったのが、今のうちの「てん」こと「10」という札を着けた そこでの呼び名が10番ちゃんでした。

ものすごい連れて帰ってアピールと、元気で人懐っこい子でした。
こんな子ならまるも一緒に遊べるであろうと、10番に決めました。

10番とは…処分所で年末処分されるギリギリの日に助けられた10番目の子だったそう で、10番という札をつけているとのことでした。
他の子達にもみんな番号がついてあり、連れて帰ってアピールをする子やゲージの奥 で震えている子や…そんな中の1匹だけしかここから助けてあげれないことが、とて もとても残念で、やるせなくて。

保護犬を一生ちゃんと世話をする誓約書などを書かせられました。
そして、その施設がこれからも経営していくために寄付をお願いされ、子どもたちが お正月にもらったお年玉を渡しました。

10番ちゃんは「10番=ten」なので「てん」と名付けることにしました。

てんは…。
あの施設のフレンドリーさとは裏腹に、家に連れ帰ると凶暴さを発揮。
人なんて大嫌いで人に対してはものすごい警戒し、食事に対しては執着心がすごく 取り上げようなら唸る噛むのすごい野犬っぷりを見せ、ゲージに入れればゲージを 壊さんばかりの暴れようで…。

施設での立派な演技に騙されました。

私が飼った5番目の犬にして、犬の飼い方の本をまた読みなおしたほどです(苦笑)。

「こんな子と上手くやっていけるのかな…」とすごく不安だったんですが

「その不安は絶対犬に伝わるよ」と言われ、

目が覚めました。

犬ってすごい気持ちを感じ取る動物ですよね。
てんを飼って実感しました。

暴れる、噛む、脱走する…はじめの1年くらいは本当にてんとの戦いみたいな部分も あり、家に帰ると小麦粉が散乱、お米が散乱、もはや笑うしかないと、はちゃめちゃ な生活を楽しむことにしました。

今年てんは推定4歳。

今ではうちの犬達の中のリーダー犬になり、コマンド(命令)も一番聞いてくれるのが てんです。

破壊行動も脱走も、唸ることも噛むことも一切なくなりました。

てんの人嫌いの克服には、会社に連れて行き、触ってもらったり、おやつをもらった りして、最初は机の下から出てこないような子だったんですが、だんだん人に慣れて 行き、今もまだ大人の男の人は苦手ですが、だいぶマシになっています。

とにかくてんは走ることが大好きで、ときどきみんなで自然の中で思いっきり走り回り に出かけます。笑顔で走っている姿を見るとこちらまで幸せになってきます。

こうやって一緒に生活すること、今はもうはちゃめちゃに苦笑いすことなく、心からの 笑顔で共に暮らしています。

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