腸内環境を高めて免疫力を保つ 7カ条
犬と腸内環境の関係
腸内環境は加齢や不規則な食生活等で悪くなっていきます。
食事の時間を一定にすると体内時計が働き、食事の時間になると胃酸が溜まり、腸がスタンバイを完了させて食事の受け入れ準備が整います。
運動(散歩)をしっかり行い、食物繊維を多めに摂ることも大切です。
その他、腸の働きには心も深く関係しています。腸をはじめ内臓の働きをコントロールしているのは自立神経の副交感神経で、リラックスしているときに活発に働きます。
精神的ストレスは腸の働きにダメージを与えます。
腸の表面には100兆個近い細菌がいると言われていて、善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると腸の働きを悪化させます。
悪玉菌が増えると硫化水素などの有害物質を発生させて、血液の汚れを招きます。こうなると、免疫力の働きも低下させていきます。
腸は口や肛門を通じて外の世界と繋がっていて、常に有害な細菌やウイルスの脅威にさらされています。悪い菌を排除する観点から腸壁バリア機能は重要で、腸壁表面はネバネバしたムチン層で覆われ、
その腸壁上皮にあるパネート細胞は「抗菌ペプチド」というたんぱく質を分泌し、悪い菌を撃退しています。
この抗菌ペプチドは悪玉菌にのみ強く働く特徴があり、これも一種の免疫システムといえます。この抗菌ペプチドを作る能力も加齢と共に低下し、高齢動物は若い動物に比べ1/10〜1/100に大きく減っていきます。
腸内環境を高めて免疫力を保つ7カ条
1.食事は規則的にする
2.食物繊維をしっかり摂る
3.体を動かす(散歩)
4.水はいつでも飲めるように
5.トイレを我慢させない
6.ストレスを溜めない
7.乳酸菌を常に補充する