犬・猫の尿路結石の原因と対策(2)シュウ酸カルシウム結石とは
ワンちゃんに二番目に多い「シュウ酸カルシウム結石」の原因と予防
最近のペット達は酸性食品の氾濫の余波をうけて(?)この結石がかなり増えてきています。
酸性雨や化学肥料によって土壌が酸性化しているのも一因だろうと思われます。この結石の療法はそう難しくありません。
シュウ酸カルシウムの原因
1.マグネシウムの欠乏
欠乏によって繰り返しつくられるマグネシウムが不足すると前述したクエン酸が炭水化物からつくられなくなり、シュウ酸の溶解がうまくいかなくなります。
2.ビタミンB6の欠乏
アミノ酸の一種、グリシンはビタミンB6が不足すると正しく利用できません。そして、代謝中間物としてシュウ酸を体内に貯めます。
3.老化
若くて腎臓が健全であれば、尿細管を通って膀胱にいく尿の99%のカルシウムは再吸収されて尿中に戻りますが、歳とともに腎臓機能は低下していきます。
「ストルバイト結石」は、若犬(猫)がかかりやすいのに比べて、この「シュウ酸カルシウム結石」は年齢を重ねるごとに増加していく傾向があります。
(下記:図-2)を見て頂くとよくわかると思います。これはカルシウムが尿中に排泄される量の増加を物語っています。
4.ビタミンDの欠乏
不足すると、血中に戻り骨や歯の材料として再利用されるべきカルシウムが尿中に大量損失していきます。
5.ストレス
ストレスに立ち向かうため副腎が血中に生産するコーチゾンの増加によりカルシウムやリンなどを血中に大量排出していきます。(ステロイド療法や甲状腺剤などの投与でも数多くの栄養素が失われます。)
シュウ酸カルシウムの予防
日中の散歩
紫外線を浴びて、皮下コレステロールがビタミンDに変わるのです。骨や歯にはたくさんのカルシウムやリンを含んでいます。
動物達は運動しなくなると、骨を使うことがほとんどなくなって、一種のホルモンの指令によって、「もう骨にはカルシウムが必要ないから、血中に出せ!」という情報が出されます。運動量の少なくなった高齢犬や何かの利用であまり動けなくなった動物たちはカルシウム結石のリスクが大きく上がります。
ビタミンBコンプレックス
ビタミンBコンプレックスを与えるとシュウ酸は形成されにくくなります。
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