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犬・猫の尿路結石の原因と対策(1)ストルバイト結石とは

結石って何?

腎・尿路結石は「腎臓・及び尿路」すなわち、尿路・膀胱・尿道のどこかに結石が形成される病気です。
腎臓に結石ができれば「腎臓結石」、尿管にできれば「尿管結石」、以下、「膀胱結石」、「尿道結石」となります。いずれも上から下まで尿の通る路の中にあります。 尿の通る路を全て尿路と呼び、これら全ての結石を総称して「尿路結石」と称しています。

成分によって原因と対策が違います。

一口に「尿路結石」といっても成分によって色々です。 犬の場合、約60%を占めるのがストルバイト結石(リン酸アンモニウムマグネシュウム結石)です。
次に多いのがシュウ酸カルシュウム結石です。我々人間はこの結石が実に70%を占めています。

ただし、犬や猫達にも最近この種の結石がストルバイト結石に変わって多発してきています。
その他、尿酸塩結石、リン酸カルシュウム結石、シスチン結石、ケイ酸結石と色々結石の種類も多い。原因と対策も結石の成分で違います。

ワンちゃんに一番多い「ストルバイト結石」の原因と予防

この結石は、リン酸・マグネシウム・アンモニアを主成分とする結石で特性としては、大きな結石となる傾向があります。

色は灰白色、あるいは黄褐色をしています。ストルバイト結石が形成される原因については不明な点も多いですが、主に以下のようにして結石形成されます。

ストルバイト結石の原因

1.尿のPHが強いアルカリ性
尿PHが6.6〜8.5時に発症
2.尿中のアンモニア濃度が濃い
水をあまり飲まないでトイレを我慢するような環境においた場合濃くなります。
3.細菌感染
陰部より逆に細菌(ウィルス類)が侵入して、最近性膀胱炎や尿道炎を合併します。
ストルバイト結石犬のアルカリ性の尿には最近と多くのアンモニアを含んでいます。
数多くの細菌を発育させるので、尿素はアンモニアに分解して尿を一層アルカリ性にします。

ストルバイト結石の予防

与えると良い栄養素

1.ビタミンA・βカロチン
犬にはβカロチン、猫にはビタミンAを多く含む食べ物を与えると内臓器官の壁粘膜の角質化が防がれて、すべりがよくなり結成形成されにくくなります。
2.ビタミンC
尿をよく酸性し、膀胱内が最近やウィルスに感染させるのを防いでいます。獣医師の中にはビタミンCを補うことは尿中のシュウ酸塩を増やし、それがシュウ酸カルシウム結石のリスクを高めると心配する人もいますが、一般的には一日の摂取量で5000mgを超えない限り、尿中のシュウ酸塩をほとんど増やしたりはしません。
3.ムコ多糖類やクエン酸等
一説によれば、副甲状腺の機能亢進症というホルモンのアンバランスで結石が出来ると言われています。
しかし、動物の体はすごい力を持っていて「結石の抑制因子」を出して防いでいます。この抑制因子には、ムコ多糖類やクエン酸等があります。 場合によってはサプリメントで補給してやるといいです。

ストルバイト結石の対策

しばらくの間(1〜2ヶ月)フードに少量の自然塩をふりかけて与えるといいです。(科学塩はダメ!)水をよく飲むようになり、膀胱内のミネラルやアンモニア濃度を薄め、結石をよく溶かします。

また、ドッグフードにお肉(生肉)を混ぜて与えるのも尿PHを酸性に傾けるように働くはずです。カルシウムを多めに与えても効果があります。マグネシウムと結合するリン酸塩にカルシウムが結合してリン酸マグネシウムになるのを防げます。

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