自律神経の乱れで起こる愛犬の体調不良
体調不良に関わる自律神経の働き
冬に下痢等で体調を壊すワンちゃん達が多いのは、低温乾燥した状態でのウイルスや菌の生存率が高いことが一因でしょう。
一般的には疲労やストレス等が免疫力を低下させている事も大きな原因です。
その仕組みに大きく関わっているのが自律神経の働きです。
自律神経は興奮した時に優位になる交感神経と、リラックスした時に優位になる副交感神経の2つのバランスで成り立っています。
このバランスが崩れる事で様々な体調不良に結びついてしまいます。
交感神経と副交感神経
一般に、交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキの役割をすると言われています。
血管を収縮させるのは交感神経で拡張させるのは副交感神経です。
このアクセルとブレーキの働きがうまくいかないと、全身の隅々まで血液を送る事が難しくなります。
そして、血液から栄養を得ている細胞の働きだけでなく、臓器や内分泌気管などにも様々な悪影響をもたらします。
また、自律神経のバランスが悪いと免疫機能も乱れ、感染症やアレルギー症状など、体調を壊しやすくなります。
自律神経のバランスを整える努力は常に必要で、リラックスできる住環境と添加物のない食生活、そして適度な運動がとても重要なのです。