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犬との正しい関係作り
家族の一員として犬を迎えられ日々の生活の中で疑問に思われることが多い飼い主さんもたくさんいらっしゃると思います。犬の本質を知り理解していく事で、犬との生活・関係がもっと充実したものになると思います。
犬は祖先、野生のオオカミの時からパックアニマル(群れ動物)としての本能があります。
「うちは」犬1頭だけだし・・・」と思われる方もいらっしゃると思いますが、
- 一緒に住んでる家族 = 群れ
- 家 = テリトリー
と認識します。
群れ動物は、階級意識を必ず持っているので、飼い主さん(以後家族)がしっかりとしたリーダーとなると、犬との正しい関係作りができます。
だいたいの犬は、他の犬より上位に立とうとします。
家族を群れのメンバーと認識し、その中で順位を考えていきます。
リーダーの条件とは?
下位の犬を力ずくで従わせるものではない。
下位の犬から尊敬され、心から信頼されることが大切
リーダーは、全てにおいて下位の犬に勝つ
これを家族に置き換えて考えると、家族は、犬に勝つ→犬は家族とかけひきをしてくるので、どんな事でも最後までやらせる。
最後まで成功させる→日常生活で接している時も指示したこと、やろうとした事は必ずやって終わる。
人間がリーダーになる為に必要な4つのルール
犬にリーダーとして判断してもらうには
- 群れ(家族)が安全・平穏でいられる為の判断を下していく。
- 日常生活の中で家族が、リーダーであると犬に示していく。
日常生活で4つのルールがあります。
1.食べ物
(犬社会では)上位の犬が最初に食べる・手に入れた食べ物を真っ先に選ぶ。
(家族でいうと)朝ごはんも晩ごはんも家族全員が犬より先に食べる。※主人の帰宅が遅い時でも犬には食事を待たせる。
2.寝場所とテリトリー(縄張り)
(犬社会では)上位の犬は、望む所で眠り、思いのままにどこでも休む。
(家族でいうと)犬の居場所は家族が決める。犬に先に行かせない。たまにはソファ、ベッドなど犬がいる場所からどかせる。
※押しの強い犬は、最初からソファ・ベッドでは眠らせない。
3.おもちゃと所有物
(犬社会では)上位の犬は、いつでも自分のテリトリー内の所有物を自由にできる権利がある。
(家族でいうと)普通、犬にとって最も大切な所有物はおもちゃなので、おもちゃ+遊びを所有物と認識します。
おもちゃを家族が独占する。遊びをコントロールする。(遊びはじめと、終わりを決める)
4.愛情と社会的コンタクト
(犬社会では)上位の犬は、望むままにテリトリー内を行動し、相手の誘いを無視する権利を持っている。
(家族でいうと)犬からの遊びの誘いや、ごはん・散歩の催促につきあいすぎない。
以上のことに注意して犬との正しい関係作りを築いていって下さい。
ドッグトレーナー 岡田弥生
愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修
代表取締役 川瀬 隆庸
- 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
- 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
- ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
- 小動物栄養管理士認定
- D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
- 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
- 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了
愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。