生食

生食に切り替えてみたいけれど、生のまま食べさせていいの?


「いつもドライフードのみしかあたえていません。生肉を食べさせてみようかと興味はありますが、生のまま食べさせるの???」栃木県 SY様より
「ドライフードだと食いつきもあまり良くないので、生食に切り替えてみたいのですが、いまいち勇気がなくて…」千葉県 AH様より

犬猫の真の健康を考える食事なら“生”が一番!!

「生の肉なんてあげて大丈夫?」「お腹をこわさないの?」
こんな不安な声は本当によく聞きます。
声を大にして「大丈夫」と言いたいところですが、生肉を食べたことのない子や胃腸がデリケートな子の場合、お腹がびっくりして軟便や下痢になる子もいるのは事実です。

しかしそれは「悪いものを食べたから」ではなく、生肉本来が持つ「菌」に反応したからです。生肉や生骨には乳酸菌が豊富に含まれます、そして細菌もあります。

犬猫の胃酸は人間よりもはるかに強く、ほとんどの細菌は殺してしまいます。さらに多少の細菌は免疫系に刺激を与えるので細菌があるというのも実は好都合なんです。

今まで加熱や加工された食べ物しか食べたことの無い子がそんな「菌類」に反応してお腹がゆるくなってしまうことは当然のことですので、そんな子は初めは少しずつ生肉をあげてお腹を慣らしてあげましょう。

そして、肉食である犬猫の消化官は生肉を消化しやすい作りになっています。
ドライフードは胃内の停留時間が長く、食べてから消化・吸収するまでに約半日はかかると言われます。そんなに時間がかかるのは加工された食べ物を消化する「酵素」が犬猫には十分に無いからです。

一方生肉は胃に入って4時間ほどで腸に達し、その後すぐにエネルギーに変わります。それは生肉には酵素・ビタミン・ミネラルが自体にたっぷり含まれていて、その栄養素をそのままスムーズに消化吸収できるからです。
スムーズな消化吸収から生まれるのが、新陳代謝のアップです。そのため犬猫はエネルギーに満ち溢れ、より健康な体になります。

愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修

株式会社帝塚山ハウンドカム
代表取締役 川瀬 隆庸

  • 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
  • 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
  • ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
  • 小動物栄養管理士認定
  • D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
  • 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
  • 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了

愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。

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