犬を家族に迎えたらお散歩は必要不可欠ですが、そのお散歩の内容を見直してもらうだけでトレーニングの一環にもなりますし、吠えたり家でのイタズラなどの困った行動の予防方法にもなります。
目次
お散歩が犬にもたらす効果
犬の心と体の健康のため
現在では多くの犬は番犬としてではなく、家のなかで家族の一員として飼い主さんと共に生活する犬が増えてきて、お散歩は排泄のためだけではなく、犬の運動やストレス解消、トレーニングの一環のためという考え方に変わって来ました。
犬の体の健康作りのためにも1日10~15分日光を浴びることも大切ですが、知らない人や犬、環境に慣らして犬の心の健康のため気分転換のためにもお散歩に連れ出しましょう。
お散歩は量(時間)より質が大切!
例えば狩りや牧畜の手伝い、そりを引くなどの仕事をするために作られた犬種は、私達人間の想像を超えるスタミナを持っています。
ペットとして飼われ、仕事をしていない犬たちのあり余るエネルギーを十分に発散できていないと、家の中のものを咬んで壊したりうるさく吠えたりという困った行動が出てくるようになります。
毎日決まったコースを歩くお散歩だけではなく、犬同士遊ばせたり、安全な場所でボールを追いかけるなど、全速力で走って運動するとエネルギーが発散されます。
3つのお散歩ルール
1. いつも決まった時間、お決まりのコースはやめましょう!
犬の体内時計は正確で、ピッタリの時間にお散歩に行っていると 催促するようになります。
時間が早まったりと催促がどんどんエスカレートしていくので 気をつけましょう。
コースも決められると、犬は気分転換にもならず頭を使わなくなるので 長い時間お散歩に行ってもストレス発散にならなくなってきます。
2. 行きたい方向は飼い主さんが決めましょう!
犬は五感の中で嗅覚が一番優れていて、さまざまな情報をニオイから得るだけでなくニオイを嗅ぐことを楽しむ動物です。
しかし、犬がニオイたい場所をニオイたいだけ飼い主さんが連れていってしまうとお散歩の主導権は犬になってしまい、飼い主さんとの正しい関係は作られません。
3. 人通りの多い場所や広い公園で遊ぶなどお散歩を工夫してあげましょう!
たまには駅前や商店街など人通りの多い場所に行かれると、犬はいろいろなものを見てとても気分転換になります。
そして、広い公園や河川敷でボールを追いかけたり引っ張り合いをして 遊ぶことが犬は大好きなので、ロングリードや伸縮性のあるリードを使って 走らせてあげ、エネルギーを発散させてあげましょう。
愛犬に生肉を与え続けて10年の川瀬隆庸が監修
代表取締役 川瀬 隆庸
- 社団法人 日本獣医学会 正会員 会員No.2010172
- 財団法人 日本動物愛護協会 賛助会員(正会員)No.1011393
- ヒルズ小動物臨床栄養学セミナー修了
- 小動物栄養管理士認定
- D.I.N.G.Oプロスタッフ認定
- 杏林予防医学研究所毛髪分析と有害ミネラル講座修了
- 正食協会マクロビオティックセミナー全過程修了
愛犬の健康トラブル・ドッグフード・サプリメントなどアドバイスをいたします。