獣医師が解説

【獣医師が解説】シーポランMAX

「本町獣医科サポート」の獣医師 北島 崇です。

愛犬の健康維持や涙やけのサポートをしてくれる蜜蜂花粉を使った免疫・涙やけサプリメント。
本日はシーポランMAXについて解説させていただきます。

人気の犬種:短頭種

短頭種犬とはフレンチ・ブルドッグ、ボストンテリア、狆(ちん)、シー・ズーなどいわゆる「鼻ぺちゃ犬種」のことです。なんとも言えない愛くるしい顔つきをしていて、中でもシー・ズーは人気の犬種です。

短頭種犬はこの鼻ぺちゃというヒトによる(少々無理な)品種改良を受けているため、遺伝的なトラブルを引き起きやすいという面をもっています。

気道の疾患

短頭種犬の鼻の穴は狭くふさがった形態をしています(狭窄性外鼻孔といいます)。このためにいびきや呼吸困難、激しいパンディングなどの閉塞性の気道障害が起きやすくなっています。

眼の疾患

アニコムの島村麻子 氏が短頭種犬シー・ズーの疾患について、次のような報告をしています(2010年)。

○罹患率ベスト3 …疾患全体に占める割合
1位:皮膚疾患(32.4%)、2位:眼疾患(23.2%)、3位:耳疾患(21.2%)

○罹患倍率ベスト3 …他犬種との比較
1位:眼疾患(2.5倍)、2位:寄生虫症(1.7倍)、3位:感染症(1.6倍)

また同社は眼科疾患割合の多い犬種としてブルドッグ(1位)、シー・ズー(2位)、パグ(3位)とも紹介しています(2007年)。

このようにシー・ズーをはじめとする短頭種犬は眼の疾患がとても多いことが判ります。
理由として、短頭種犬は解剖学的に眼窩(=眼のくぼみ)が浅いために少々眼が突き出ていることがあげられます。
このため瞬きがしづらく、外部からのゴミの侵入などのリスクが高いということがあります。

流涙症、涙やけ


短頭種犬および他の犬種も含めて眼のトラブルの1つとして流涙症(りゅうるいしょう)、いわゆる「涙やけ」があります。
シー・ズー、チワワ、トイ・プードル、マルチーズなどによくみられます。(どれも人気の高い小型犬です。)

流涙症の症状と原因

流涙症の症状では、あふれ出てくる涙によって目頭の被毛がいつもぬれていて目やにがたまります。また白毛の場合は茶色に変色したり、皮膚炎なども引き起こします。

ヒトは泣くと一緒に鼻水も出てきます。これは涙腺から分泌された涙が目頭から出て涙道(鼻涙管)を経由して鼻腔に流れ出るためです。ではイヌの流涙症はなぜ起きるのでしょうか?簡単に考えると(1)出てくる涙の量が多い(2)流れ出る涙の量が少ない、の2つのどこかに原因があると思われます。

(1)涙の分泌量が多い原因
・刺激 
:逆さまつ毛、ゴミ、不完全な瞬き(=短頭種犬の特徴)

・アレルギー
:フードやおやつによる食物アレルギー など
(イヌの場合、かゆみや脱毛などの皮膚疾患が主体になります)

(2)涙の排出量が少ない原因
・涙道のつまり
:短頭種犬は鼻ぺちゃのために鼻涙管の狭窄が認められます
:感染や加齢によるもの

流涙症ケアとしてのアレルギー対策

アレルギー対策として抗ヒスタミン薬(鼻炎薬)やコルチゾール(副腎皮質ホルモン)などがよく用いられます。
これらは即効性を求める治療薬です。

これに対して体内のアレルギー反応を軽減することにより、過剰な涙の分泌を抑えるという作戦があります。
日頃からのアレルギー予防という観点から免疫向上機能をもった栄養素や食品の研究開発が進んでいます。

βグルカン

βグルカンとは?

β(ベータ)グルカンとはブドウ糖が多数結合した多糖類のグループ名称です。私たち動物では消化できない食物繊維の1つであり、野菜や樹木などのセルロースもこのβグルカンの仲間です。
 

βグルカンを含む食材

βグルカンを含む食材としては、酵母(パン酵母、ビール酵母)、きのこ(アガリクス、ハナビラタケなど)がよく知られています。また海藻や昆布、苔、意外なところでは花粉などにも含まれています。

βグルカンの抗アレルギー作用

大手酵母メーカーのオリエンタル酵母はパン酵母由来のβグルカンが実験動物においてアレルギー性疾患(鼻炎、花粉症、皮膚炎)の軽減効果を示すことを発表しています(2004年)。

また、筑波大学大学院の韓 氏らは同じくパン酵母由来のβグルカンにおいて細胞レベルでの抗アレルギー、がん細胞増殖抑制などの各種効果を確認しています(2007年)。

このように近年では、βグルカンは免疫向上機能と抗アレルギー作用の両方を併せもつことが研究報告されています。
 

海藻由来βグルカン:ラミナラン

ラミナランとは?

海藻(seaweed シーウィード)に含まれるβグルカンをラミナランといいます。ラミナランは酵母やきのこに含まれるβグルカンと比較すると1/10程の低分子であることを特徴としています。

抗アレルギー作用

東京理科大学の岩倉洋一郎 氏らは海藻由来βグルカンのヒトに対する作用を次のように報告しています(2016年)。

○ヒトへの給与により腸内乳酸菌の増殖を促進する
○乳酸菌の増殖により食物アレルギーや花粉症などの症状を緩和する

花粉由来βグルカン:カロース

食用花粉

花粉というとすぐに花粉症=アレルギーというマイナスイメージが浮かびますが、これらは主にスギなどの「風媒花粉」といわれるものです。これに対してミツバチが集める花粉を「虫媒花粉」といいます。近年ではその栄養成分が注目されて「花粉ダンゴ、蜜蜂花粉」と呼ばれ健康食品に活用されています。

ミツバチ花粉の栄養成分

花粉(pollen ポラン)に含まれるβグルカンにカロースと呼ばれるものがあります。
玉川大学農学部の越後多嘉志 氏らミツバチ花粉(花粉ダンゴ)の栄養成分を報告しています(1986年)。
結果は炭水化物(55.1%)、タンパク質(26.7%)、脂質(9.4%)、繊維(5.3%)、灰分(3.5%)であり、ローヤルゼリーに類似した栄養組成でした。

この繊維成分にカロースが含まれています。

ミツバチ花粉の有用性

ミツバチ花粉の高栄養成分に着目した研究は以前から実施されています。千葉県立衛生短期大学の渡邊智子 氏らが実験動物のラットにミツバチ花粉を給与した試験成績を発表しています(1986年)。

驚きの給与効果は次のとおりです。

○試験群ラットにミツバチ花粉を10%添加した飼料を給与
○ミツバチ花粉の給与の結果
:盲腸内pHの低下(試験群6.5、対照群6.9)
:盲腸内の善玉菌の増加(乳酸菌は約6倍、ビフィズス菌は約3.8倍)

ミツバチ花粉給与による善玉菌増加効果には食物繊維であるβグルカン(カロース)の関与が考えられます。

風に乗って飛んでくるスギ花粉は厄介者ですが、ミツバチが集めてくれる花粉(pollen ポラン)は大きな魅力をもつ食材として今後注目されてくるでしょう。

まとめ

流涙症(涙やけ)

・短頭種犬には眼の疾患が多い
・シー・ズー、チワワなどは流涙症の好発犬種
・涙道の狭窄や各種アレルギーが背景にある

βグルカン

・βグルカンは食物繊維の1種
・酵母やきのこなどの食材に含まれる
・免疫向上や抗アレルギーなどの多くの有用作用を示す

海藻由来βグルカン(ラミナラン)

・ヒトにおいて腸内乳酸菌の増殖促進作用を確認
・食物アレルギー、花粉症などの症状を緩和
・抗アレルギー作用を有する

花粉由来βグルカン(カロース)

・ミツバチ花粉は豊富な栄養成分を有する
・実験動物において腸内善玉菌の増殖効果を確認

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執筆獣医師のご紹介

本町獣医科サポート

獣医師 北島 崇

日本獣医畜産大学(現 日本獣医生命科学大学)獣医畜産学部獣医学科 卒業
産業動物のフード、サプリメント、ワクチンなどの研究・開発で活躍後、、
高齢ペットの食事や健康、生活をサポートする「本町獣医科サポート」を開業。

本町獣医科サポートホームページ

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