川瀬隆庸の「こだわり対談」

「こだわり対談」通販部門編(1)

対談
帝塚山ハウンドカムの川瀬隆庸(かわせ・たかつね)社長がさまざまな角度から愛犬・愛猫との快適な暮らしを考える「こだわり対談」の第3弾をお届けします。
今回は帝塚山ハウンドカム「EC・通販マーケティング事業部」スタッフの墫(ばん)ふき恵さんと、笠原慶子さんがゲストです。
これまでのような1対1の「対談」ではなく3人でのお話ですので、初の「鼎談」スタイルです。
電話やメールなどを通じて、お客さまとコミュニケーションすることも多い、墫さんと笠原さんは、どのようなことに取り組んでいるのでしょうか。課題や印象深い思い出のほか現代のペット事情を浮き彫りにするエピソードも聞けました。
その模様を3回にわたって紹介します。(岡崎秀俊)

「こげ」と「なな」と「こまめ」

川瀬:まず、簡単な自己紹介から、お願いします。まず墫さんから、どうぞ。

墫:約1年半前に入社しEC・通販マーケティング事業部で商品販売サイトのWebページの制作やネット媒体向けの広告の出稿などを担当しています。こちらで働くまでは病院関係で働いていました。

川瀬:ありがとうございます。次に笠原さん、お願いします。

笠原:今年3月で入社3年目になります。墫さんと同じ部署で働いています。墫さんもそうですが、お客さまからの、お電話やメールにも対応させていただいています。以前は服飾関係の職場でデザインや販売などの仕事をしていました。

対談

川瀬:おふたりともペット関係の職場はウチが初めてですが、墫さんは猫ちゃん、笠原さんはワンちゃんを飼っていらっしゃいますよね。
墫さん、猫ちゃんと一緒に暮らしてこられて健康や生活上で悩んだり、困ったりした経験はありますか?

墫:今一緒にいる子ではなく中学時代に飼っていた子が難治性口内炎や腎不全で困ったり悩んだりしたことがあります。
尻尾が短いオスの黒猫で、野良だったのを保護しました。名前は「こげ」です。

川瀬:難治性口内炎?

墫:ひどい口内炎で、いつも涎(よだれ)を垂らしているような状態で、ごはんを食べると、すごく痛いらしく悲鳴をあげるように鳴くこともありました。

川瀬:それは大変でしたねぇ。免疫の強弱のコンディションによって良くなったり悪くなったりといった症状の変化があったのですか?

墫:保護してから、ずっと悪かったです。「難治性」というだけに原因も特定しにくくて、治療は難しいようでした。

川瀬:その子はいくつまで……。

墫:生まれた年月日がわかりませんので正確ではありませんが、7歳くらいだったでしょうか、亡くなったのは……。

川瀬:治療は獣医さんを頼りに?

墫:そうです。
歯を抜くという選択肢もあったようですが、当時は、抜歯をして本当にいいのか、それが自信を持って判断ができなくて見送りました。
私が中学生のときなので、インターネットもそれほど普及していなくて情報も少なかったのです。
今は「なな」という7歳の女の子が1頭です。種類は「ムギワラ」に分類されます。
黒猫や三毛猫と違ってピンとこない方も多いようですが、茶トラのくすんだような感じをイメージしていただけば良いでしょうか。

川瀬:ムギワラ帽子をイメージすればいいんでしょうかね(笑)。

対談

笠原さんはワンちゃん、名前は「こまめ」ちゃんでしたよね。

笠原:ペキニーズの女の子で。去年(2017年)12月で5歳になりました。

川瀬:ハウンドカムで働き始めるまではワンちゃんの健康のことなどは、どこで相談していたのですか?

笠原:主にインターネットで情報を得ていました。あとは、雑誌「いぬのきもち」を今も毎月、購読しています。

川瀬:自分で調べて解決していたのですね。

突然、愛犬が血尿

笠原:そうですね。私と同じようなペキニーズの飼い主さんのブログは参考になりますね。
ただ、昨年末に急に血尿が出たので、それについて獣医さんに相談しています。
おしっこの調子がよくなくて、膀胱炎が治ったり、再発したりみたいな状態なのです。
いったん、お薬で落ち着くんですけど、また、怪しくなるという感じです。

川瀬:薬で治っても、体質を変えていかないと、完治は難しいみたいですね。
尿のpH(ペーハー)値がアルカリ性に大きく傾いたときに膀胱炎や尿路感染症になります。
尿は濃くなるとアルカリ性に傾くので、適度に酸性側に向かわせるように、たとえば、おしっこを我慢させて尿を濃くしないといった気づかいが大切なようです。
雑菌が入って、膀胱炎を起こすのでしょうが、その菌が出す物質の作用で、尿路結石ができやすくなるそうで、膀胱炎と結石はセットだと考えたほうがいいようです。
そこも気をつけてほしいですね。
膀胱炎や尿路感染症の対処法は結石の対処方法ともすごく似ているんですよ。
ところで、ごはんはどのようなものを?

笠原:手作り食に生肉をトッピングしたものを、おじや風にして、与えています。

対談

川瀬:これまで、ずっと、その食事で膀胱炎に?

笠原:急に去年の年末から…。

川瀬:それまでは何ともなく?

笠原:獣医さんは「毛が長いから、そこで繁殖した菌がはいったのかな」と、おっしゃって「こまめ」は病院で陰部周辺の毛を剃(そ)られました。

川瀬:獣医さん的に考えたら原因の可能性として、そういう判断と処置になるのでしょうが、生まれつき毛が長いわけですからね。
それが昨年末、急に発症したというのですから、やはり体力が、弱ってきたとか、何かワンちゃん側に今までと違う負荷がかかったのかな。
今、肉はトッピング程度でしょ、そのバランスを反対にして割合を変えてはいかがでしょうか?
効果があれば2~3週間で結果が出るはずですので、試してみたら結果を教えてください。

世相を反映する「ご相談」

川瀬:インターネットなどでハウンドカムのことを知った、お客さまから、商品のお問い合わせや相談のお電話をいただいていますが、何か傾向のようなものはありますか?

墫:やはり健康で悩んでおられる方が多いという印象です。
特に犬でも猫でも一番多いのは腎臓に関することですね。
EC・通販マーケティング事業部には毎日1件は必ずと言って良いほど腎臓病についてのご相談をいただきます。

川瀬:やっぱりワンちゃん猫ちゃんも高齢化が進んでいるんですよね。
10歳くらいで亡くなっていたら、そんなに腎臓の相談もないかもしれません。

笠原:そういえば、きのう仕事が終わってから「こまめ」を動物病院に連れて行ったらスタッフの方から「きょうは急患がいるから待ち時間が長くなりますよ」って言われました。
そうこうしているうちに、その“急患”の家族のみなさんがバタバタと病院に来て診察に入って行かれて、しばらくしたら泣きながら出て来られました。
そのうちのおひとりが待合スペースで私の隣に座られまして「腎臓病で今、心臓が止まりました」とおっしゃったのです。
11歳のチワワの男の子だったそうです。
そんな経験もありますし確かに最近、ペットの腎臓のことを見聞きすることが増えていますね。

川瀬:腎臓病は、治りにくいと言われていますし、病気になってしまうと対応が難しいようですね。
ハウンドカムが取り組む課題として、さらに大切になってきそうです。
墫さんへの質問と同じですが、笠原さんはお客さまからのご相談などで何か傾向を感じることはありますか。

笠原:最近、多いなと思うのは老犬、シニア犬のご相談ですね。
食べないとか、歩きづらくなっているので、寝る時に少しでも負担がかからないようなマットなどはありませんか、といったお問い合わせが増えています。

墫:それからウチで扱っている商品は犬用が多いのですが、その商品構成の比率の割には猫の問い合わせをそこそこいただいている気がします。

対談

笠原:確かに、こちらで、お仕事を始めたときは猫についてのお問い合わせは、ほとんど受けたことはなかったのですが、去年から猫の相談やフードの注文を電話で受けることが増えました。

墫:現状では猫が「2」で犬が「8」くらいの割合ですね。

笠原:2年前、猫は「0」に近い感じでしたからかなり増えていると思います。

川瀬:「猫ブーム」なんでしょうね。長寿・高齢化の問題もそうですが、やはりお客さまへの声は世相の変化を反映していますね。

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