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2024.4.23読み物

【獣医師が解説】ペットの栄養編：テーマ「5回洗米法による腎臓ケア」

機能が低下した腎臓をいたわるフード食材を探っています。現在、新しい視点で注目を集めているのが植物性タンパク源である白米です。

2024.4.17読み物

【獣医師が解説】ペットの栄養編：テーマ「腎臓にやさしい植物性タンパク質」

同じタンパク源である肉・魚に比べて派手さに欠ける穀類・豆類ですが、健康の維持という点から見ると植物性タンパク質は大変良い仕事をするようです。

2024.4.4読み物

【獣医師が解説】ペットの栄養編：テーマ「植物性タンパク質のちから」

現在、環境負荷や健康機能の面から植物性タンパク質の価値が注目されています。

2020.5.15　新発売

長寿犬への道　43の心得発売

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ペット用品・ドッグフードの通販/販売　帝塚山ハウンドカム TOP > 牛乳ってどんなもの？

犬健康情報・牛乳について

愛犬の牛乳との関係性をご紹介。

牛乳ってどんなもの？

「牛乳ってどんなもの？　～犬にとって、身体にいいの？～」

【1】栄養価と必要性
成犬一頭当り一日に必要とされているカルシュウムの摂取量は、体重１ｋｇ当り２５０ｍｇ、他のミネラルと比較してこの必要量はずば抜けています。しかし、カルシュウムを吸収する為には、ビタミンDが不可欠です。さらに、リンの存在も重要で、カルシュウムとリンとは拮抗作用があり、リンが大量に含まれていると、カルシュウムの吸収は阻害されます。（理想は２：１です）

食品表によると、牛乳のカルシュウムは、１００ｇ当り１００ｍｇ、リン９０ｍｇ、ビタミンDψ（微量）ということで、牛乳中のカルシュウムの利用効率は、ごくわずかです。さらに、腸管から一度に、大量なカルシュウムが血液の中に入ると、ホルモンの働きによって、逆に骨からカルシュウムが溶け出すことが、実験によって確かめられています。

【2】骨粗鬆症と牛乳の関係　（最近はすぐに骨折する小型犬が増えています）
「健康栄養食品事典」を監修する、奥田拓道医学博士によれば、「腸管から吸収されるカルシュウムイオンは、副甲状腺ホルモンの働きによって、血液中から細胞に取り込みまれますが、細胞内ではカルシュウムが過剰になるので、これを排出する働きが盛んになり、カルシュウム濃度が急激に低下します。それを補う為に骨からカルシュウムが溶け出す」と、説明しています。

【3】犬達には牛乳を分解する酵素がない？
牛乳の主成分である乳糖を消化する、乳糖分解酵素（ラクターゼ）を犬達はもっていません。（日本人の成人も同じです）ラクターゼがないということは、消化不良による下痢、悪性ガスの産生、他の栄養分の吸収阻害、悪性物質による、肝機能障害などを起こしかねません。

【4】栄養価が高い？
栄養成分が多いのと、栄養素の利用効率がいいのとは別です。牛乳のカルシュウムは、ほとんど乳糖と結合した形で、存在しています。ラクターゼが無い犬達にとって、カルシュウムはほとんど利用できません。さらに、タンパク質と乳脂肪が多く、肥満や生活習慣病の元のなります。

【5】アレルギーとの関係
アレルギーとは、「抗原抗体過剰反応」の総称です。この反応は、タンパク質を対象として、免疫細胞がおこなっています。「このタンパク質は、自分の仲間かそうでないか」を決めて、過剰に反応して、アレルギーになるのです。牛乳に含まれるタンパク質は、犬のタンパク質と似ていますが異なります。未消化のまま非自己と認識されたタンパク質は、アレルギー体質の犬達を作る大きな原因となっています。

【6】牛乳にまつわる恐ろしい実態とは
ダイオキシン＝この毒物は史上最強と言われる物質で、急性毒性、発ガン性、奇形性のいずれも過去の毒物を上回る恐ろしい物です。このダイオキシンをペット達の体内に摂り込むことを防止したいものです。ダイオキシンは，油に溶けやすい性質があり、水にはほとんど溶けません。牛乳は脂肪分の多い食品です。この脂肪分に溶け込んだ環境ホルモンを体内に摂りこまないようにしましょう。

【7】薬漬けの乳牛
オーストラリアやニュージーランドは広大な放牧地でのびのび育てられた乳牛。一方、日本では狭い牛舎と工業的な搾乳室がイメージされます。場所の制約がある中で、病気にならない様、医薬による衛生管理が徹底しています。過剰な抗生物質の投与がその代表です。又、さらに乳の出をよくする為にホルモン剤（女性ホルモン等）もかなり投与されていると考えられます。

このように牛乳は百害あって一利なしの食品です。現代人(犬）にとって、タンパク質は過剰こそあれ、不足の心配のないものです。

それでもあなたは、牛乳を与えますか？

愛犬の健康を考える　>>>　健康レポート一覧

牛乳が愛犬にとって本当に身体にいいのか？についてご紹介しております。

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